【紀伊國屋書店出版部】 4月新刊『ソウルダスト 〈意識〉という魅惑の幻想』
意識研究の最先端を切り拓く大胆な仮説の提唱
それはいったいなぜ発生し、生物学的にはどのような役割を果たしているのか?
未だ解決を見ない難問として人類の前に立ちはだかる〈意識〉の謎。
その解明をライフワークとする著者は、本書で神経科学や進化理論を基盤に独自の手法で探究を進め、
と主張し、さらには生物の避けえぬ運命たる〈死〉についての考察を深めていきます。
「人間の〈意識〉は頭のなかの劇場で行われる、ミステリアスなマジックショーにすぎない。
この自作自演のショーが、我々の住む世界を輝かせ、人間を特別な存在にした」
「たとえ科学的にその仕組みが解明されても、意識が直接経験するさまざまな感覚や魂の不滅という信念は揺らがない」
哲学や文学の豊富な知見を織り交ぜて書かれた本書は、〈意識〉の正体についての独創的な理論を提唱すると同時に、人間の生と魂を讃える美しい作品に結実しました。
リチャード・ドーキンスやダニエル・デネット、マット・リドレーら著名な科学者たちからも注目を集める、〈知の軽業師〉ハンフリーによる刺激的論考です。