【紀伊國屋書店 出版部】2010年12月新刊 『カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語』
『カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語』
クレオール文学を超えた圧倒的な小説世界。
カリブ海の小さな島で、一人の老人が死の床に就いている。彼は、第2次大戦後に世界各地の植民地独立戦争に参加したかつての島の英雄である。今では忘れられたこの老人が身ぶりで語るその生涯を、言葉の記録人シャモワゾーが必死に書き取っていく。
植民地支配に抵抗した老人の闘いとは? その闘いの持つ意味とは?
クレオール文学を越えた世界的傑作、ついに翻訳!
[編集者からのコメント]
ゴンクール賞受賞の『テキサコ』から10年。
クレオール文学の旗手が描ききる、ある島の創世の物語。
(出版部)