《新宿セミナー@Kinokuniya》島田雅彦作家デビュー30周年記念&『ニッチを探して』(新潮社)刊行記念 島田雅彦 講演会 演題:「ニッチを探して30年 これまでの文学、これからの文学」(2013年7月29日)※本講演会は終了しました。

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大学在学中に発表した「優しいサヨクのための嬉遊曲」でいきなり芥川賞候補作に挙がるという鮮烈なデビューから30年。芥川賞最多落選記録(6回)を作った島田氏は、現在は芥川賞選考委員を務めています。その島田氏しか知り得ないこの30年の日本の文壇の内情を明かしつつ、昭和の作家との交流秘話などを交え、世相の移り変わりと自文学史を絡めた今後の文学の行方を示してくださいます。また作家生活30年の経験知とテクニックを公開しつつ、実体験に基づく没落時代のサバイバル術とニッチ探しのコツをも、あますところなく語っていただきます。(聞き手:「新潮」編集長・矢野優)

島田雅彦(しまだ・まさひこ)
1961年東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。83年、大学在学中に発表した「優しいサヨクのための嬉遊曲」が芥川賞候補となり、注目を集める。84年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、92年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、08年『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『徒然王子』『悪貨』『英雄はそこにいる』『傾国子女』等がある。

『ニッチを探して』
背任の容疑をかけられ、妻と娘を残し失踪した元銀行員の冒険。
飢えに耐え、星を見ながら、草の上で眠り、雨に濡れ、虫に刺されながら、死者と対話したり、神に祈ったりし、なまった筋肉に鞭打ち、鈍った勘を研ぎ澄まし、わずかばかりの食料を調達してくる。路上、公園、アーケード、山手線、郊外の野山、廃車、河川敷、他人の家、所持金ゼロでも暮らせるニッチは何処にある? 著者自身の実体験に基づく21世紀東京版ユリシーズ。
〈発売日:7月26日(金)予定、定価:1785円(税込)〉


※ご来場のお客様には、もれなく『ニッチ』ステッカーを差し上げます。
 会場ロビーでサイン本を販売いたします。
 サイン本をご購入のお客様には『ニッチ』特製ミニタオルを進呈!

niche_mark_main 訂正.png日  時|2013年7月29日(月)19:00開演(18:30開場)
会  場|紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料  金|1,500円(全席指定・税込)
前売取扱|キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階10:00~18:30)
電話予約|紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間10:00~18:30)
《7月4日(水)より、チケット発売・電話予約受付開始》
※10歳未満のお子様はご入場いただけません。
主  催|紀伊國屋書店、新潮社

※イベントの日時・時間については急な変更等ある場合がございます。詳細は各店にお問い合わせください。
※定員になり次第、チケットの発行を終了させていただきます。尚、当サイトでのチケット完売のご案内は遅れる場合があります。チケットの残数については上記へお問い合わせください。

2013.07.08 紀伊國屋ホール  

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