おかげさまで、紀伊國屋レーベルは10周年を迎えます!
10周年を迎えて
かつて、映画を観るということは、映画を観に出かけること、映画館に行くということでした。そして、何よりも、観たい映画が上映される日が来るのを待つ、ということでした。映画とそれを観ることの間には遠い距離があった。映画ファンは、映画の本に載ったスチールを眺めて空想をし、映画について書かれた活字を繰り返し読んだものでした。それは映画への憧れが募る幸せな時間でありました。しかし、もし自分が映画館を持つことができたら、そしてそこで自分の好きな映画を存分に観ることが出来たら・・・。それを夢見なかった映画ファンはいなかったでしょう。
その後、ビデオやDVDの登場と普及により、映画は家の中で直ぐに観ることが出来るようになりました。『御家庭映画館』(1989)、けた外れの映画好きとして知られた作家、色川武大の書いた本の題です。映画ファンが、自分の映画館、映画の國を持つことができるようになった喜びが、この題にこめられていると思います。
紀伊國屋レーベルが、名画座での特集上映のような個人全集や、映画祭などでしか観ることが出来なかった映画などを中心に編成しているのは、そんな映画ファンの遠い夢の記憶があるからなのでしょう。
今回、紀伊國屋レーベルは刊行開始から10年を迎えることが出来ました。 2001年5月25日の『ミステリアス・ピカソ』を第一弾として、現在までに約700タイトル(品番ベース、廃版含む)が揃いました。そのことを記念して、ここに、現在入手可能なタイトルから 100の映画を選びました。映画史の中で語り継がれるような作品と、多くの方に人気のある作品をブレンドしています。これらの作品が映画の國へのパスポートとなることを願います。そしてこれからも紀伊國屋レーベルは、全ての映画ファンのための充実した映画の國となる様に、努めて参ります。
■紀伊國屋レーベル10周年記念サイトはこちら
これを機に、現在まで揃った約700タイトルの中から、未来まで語り継がれるような作品、
多くの方に人気のある作品をブレンドして100タイトルを選び、記念冊子としてまとめました。
■紀伊國屋書店下記店舗にて無料配布(数量限定)を行なっております。
北海道/札幌本店、オーロラタウン店、厚別店、小樽店
青森県/弘前店、宮城県/仙台店
栃木県/宇都宮店、群馬県/前橋店、埼玉県/さいたま新都心店、浦和パルコ店、川越店、入間丸広店、千葉県/流山おおたかの森店、松戸伊勢丹店
東京都/新宿本店、新宿南店、渋谷店、玉川高島屋店、笹塚店、大手町ビル店、北千住マルイ店、ららぽーと豊洲店、吉祥寺東急店、国分寺店
神奈川県/横浜店、みなとみらい横浜店、ららぽーと横浜店、相模原伊勢丹店
新潟県/新潟店、福井県/福井店、石川県/金沢大和店、富山県/富山店
愛知県/名古屋空港店
滋賀県/大津店、京都府/MOVIX京都店
大阪府/梅田本店、本町店、京橋店、高槻店、堺北花田店、泉北店
兵庫県/神戸店、西神店、加古川店、川西店
岡山県/クレド岡山店、広島県/広島店、ゆめタウン広島店
香川県/高松店、丸亀店、徳島県/徳島店、愛媛県/いよてつ高島屋店
福岡県/福岡本店、ゆめタウン博多店、久留米店
佐賀県/佐賀店、大分県/大分店、長崎県/長崎店、熊本県/熊本はません店、熊本光の森店、鹿児島県/鹿児島店
※なお、数に限りがございますので、配布終了の際はご容赦下さい。