内容説明
1979年1月25日より2007年3月31日まで通算6762回に及んだ「折々のうた」シリーズ最終巻.高村光太郎の旅の短歌で始まったこの連載は,江戸の女流俳人田上菊舎の旅の俳句で足かけ29年にわたる「うた」の旅の大団円を迎えた.朝日新聞2006年4月から2007年3月までの掲載分を加筆のうえ収録.通算19冊.
目次
春のうた
夏のうた
秋のうた
冬のうた
あとがき
作者略歴
感想・レビュー
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kinkin
88
1979年から2007年まで通算6762回に及んだ「現代の万葉集」連載最終号。図書館で何気なく取ったのがこのシリーズの最終刊だった。短歌、俳句、どれもどきどきするくらいのきらめきがあった。ときには明るさ、自然、暗く死や病気を描いたもの。日本語というのはなんという素晴らしいのだろう。かなあり漢字ありカタカナあり問にはローマ字。この豊富さが本書に出てくる俳句や短歌の源なんだと感じた。どれがいいかではなくどれが好きか。1巻目から読んでみたい。図書館本2023/04/18
kaizen@名古屋de朝活読書会
43
#岡本かの子 #短歌 いぢめられ悲しき時は校庭の木馬をひとり打ちたたくとふ #返歌 岡本の太郎芸術爆発は小学校のいぢめの返しか2016/01/27
めめたそ
2
図書室本。書道で書く題材の歌さがしに。心に残った歌を何首か。「心臓のポンプが軋むほどの/この忙しさはどこかがひどく間違っている/間違っているのよ 茨木のり子」「とりかえしつかないことの第一歩 名づければその名になるおまえ 俵万智」2012/02/25