内容説明
桐油屋『橘屋』の跡取り息子・佐太郎は長らく行方不明だったが、ある日、店に佐太郎の訃報が突然届く。ところが、とある絵草子屋の男のことを佐太郎ではないかと疑う浪人が現れる――。「顔を見せろ」と迫る浪人の真の狙いは何なのか。貪欲な商人や、甘い汁を吸い続ける役人など、複雑に絡む不正を三四郎は暴くことができるのか。若き町年寄が影の情報集団とともに江戸を守る大人気の時代小説シリーズ第13弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかんべ
7
最後の話、波濤高しは短いページに詰め込みすぎ。背景も複雑な話なのでもっとじっくり読みたい。2014/08/28
鈴木みかん
6
今回も三四郎は最高だ!決してブレない三四郎が清々しい。「何か悪いことが起こる前に、止めることだ」っていう考え方が大切なんだと思う。こういう考え方がある社会はうざいけど、でも、人間味があっていいんだと思うな。気持ちよく読み終えた。次巻が楽しみ!2014/10/05
こまt
2
三四郎の活躍は小気味がいい。ただ、もうちょい一話に厚みが欲しい気もする。あっけなく終わって物足りなさも感じてしまう。2014/08/10
なみれ
1
どの話も楽しかった。中でも「桃李の下」を読んで、子供の見本になれるよう頑張らなくてはっ!と思った。2015/07/17
ドロンジョ935
0
三四郎のまっすぐなところは、ええとこのぼんってかんじもするけど、清々しくては好き。シリーズ全部一気読みしたい!2014/09/15