内容説明
土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる!
第3巻/浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、竜馬はどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始める。生麦事件など攘夷論の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならないとひそかに考える。そのために「幕府を倒さねばならないのだ」とも――
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
309
この巻でもエンターテインメント路線は堅持されている。竜馬は脱藩したものの、まだ依然として飛躍するまでにはいたらない。それでも、着々と地歩を固めつつあるといったところ。何よりも大きなのは、勝海舟との邂逅および勝への弟子入りだろう。そして、同時にこのことによって、竜馬の向かうべき方向性が見えてくる。それは武市半平太らの、半ば神がかったような尊王攘夷とは明らかに違うということである。竜馬は一人(この段階ではまだそうだ)倒幕を夢想するのだ。また、この巻では新たに中浜万次郎なども登場するが、なんといっても竜馬の⇒2026/05/12
再び読書
177
勝海舟との師であり、精神的な同胞である結びつきに運命的なものを感じる。お互い同時代に理解者がいない中、この二人がいなければ、もっと多くの無辜の血が流れたかも知れない。政治家に爪の垢でも飲ませたい心意気の二人だと思う。
mura_ユル活動
165
知っている名前がドンドン出てきて面白い。藩の人でなく「日本人」って、今だと日本だけじゃなくてアジアのこと地球のことを考えている人なんですかね。途方もなく大きいけど、竜馬の時代、日本全体もそれくらい大きい存在だった気がする。物理的にも文化的にも隔たりが‥‥。2011/11/02
金吾
131
◎脱藩後、竜馬が精力的に活動しています。この本を読んで特に感じるのは人間は引き立ててくれる人がいる場合、大きく前進できる可能性がはるかに高まるということです。竜馬の場合も勝海舟や千葉家の人達、松平春嶽がいます。そのためには実力と魅力と運がいるのかなと思いました。2020/08/06
カピバラKS
126
●三巻では、いよいよ竜馬が、師の勝海舟と後年の妻おりょうと出会う。竜馬の人生の転機である。●さて、著者の司馬は、本巻において、竜馬とメタな会話を展開する。司馬にしては珍しい小説技法である。●また、いつもながらに警句鋭く、「古今、一流の人物で暗殺に手段を訴えた者があるか(ない)」と指摘するほか、「株式会社」とは「金のあるやつは金を出し、仕事のできるやつは仕事をする」組織と面白く定義づける。●そして本巻最後で、竜馬は越前福井侯松平春嶽から五千両の大金をゲットする。「坂竜飛騰」の機会は目前に迫る。2025/10/01
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