内容説明
哲学者たちは何と向き合ってきたか?
日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
47
シリーズ2冊目、編者斉藤にとって最高傑作ではないだろうか。1冊目と少し異なる読み応えがあり、新たな発見が多々あった。相変わらず応じてくれた学者の方は当代随一で驚く。第1章はデカルト、ホッブス、スピノザ、ライプニッツを上野が比較対照する。まずデカルトのイメージが変わった。身体の機械論であるデカルトと比較する全てが機械論だとするスピノザも非常に見通しが良くなった。スピノザの政治論は、今度はホッブスと比較することでマルチチュードが明快になる。第2章はイギリス経験論だが、ここは改めてアメリカ・プラグマティズム哲学2024/05/18
まさにい
35
カントやヘーゲル、もう一度読み直す必要がありそうです。一度読んだだけでは頭に入ってこない。ヘーゲルが弁証法だけの人ではないことを知ったのは良かった。また、再評価されつつあることも新鮮だった。このシリーズ、来月の10日にⅢがでるので、早速買って読もうと思う。良書ですね。2024/05/26
逆丸カツハ
34
ヘーゲルがなぜマルクスに影響を与えたのか、少しわかった気がした。ヘーゲルはたまにめちゃくちゃ鋭いことを言うが、全体として見るものがないイメージであった。今回、少し認識が改まった。2026/02/25
特盛
34
評価3.7/5。大陸合理論、イギリス経験論、カント、ドイツ観念論。それぞれの分野の大家が、思想の重要なニュアンスを編集者との気さくな対話形式で描く。神という世界の拠り所が弱体化し、経験/人間理性への信頼の勃興。そして理性の弱点をどう認識克服し、それを個人や社会の自由な生き方に繋げていくか、本巻ではこの様な思索が描かれる。別途勉強しているヘーゲルとフィヒテ、シェリングの関係は大変参考になった。思想はバトンリレーであり、通史は大事だと改めて痛感。思想グループの後世のラベリングは、どの研究者も歓迎しないのも納得2024/11/27
海燕
30
二巻は近代哲学。私は哲学科卒だが芸術学に近いことを勝手にやっていて、純哲はしっかり勉強していなかった故、本書は良い「学び直し」になる。大陸合理論という区分は後世の後付けだという指摘はもっともで、つまり哲学史の本ではなく哲学者の著者を読むのがその思想を辿るには一番だ(当然)。ただ難しく素人の手に負えない書もいくつもあるので、手引きとしてこのような書物も有用。西洋哲学には神という存在がよく持ち出されるが、これにモヤっとする日本人は多いだろう。西洋では世界の説明原理として神が持ち出されることにも触れられ、納得。2026/04/16
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