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内容説明
歴史学、宇宙論、物理学、生物学……博覧強記の鬼才が壮大すぎる時空を一気呵成に縦横無尽! 「ビッグバン」「地球出現」「生物誕生」「繁栄と絶滅」「猿人出現」「脳の肥大化」「現代戦争」「人新世」。宇宙誕生から現代、未来まで怒濤の歴史を1冊に完全網羅! 17ヶ国で続々刊行、世界的ベストセラー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
20
ビッグ・バンに始まる138億年の宇宙の歴史は、「複雑化」の歴史。水素やヘリウム原子など単純な元素しか存在しなかった初期の宇宙が、わずかな偏りから複雑化が発生して様々な元素や星が生まれ、やがて超新星爆発により重い元素も生み出された。生命の誕生と進化も元素や物質の複雑化で説明できる。人類の誕生と文化の創造も同様。人類にとって画期的だったのは、「集団学習」により急速にイノベーションを生み出したこと。それには絶対的に母数が必要。世界人口が80億人に達し、インターネットで瞬時に繋がる現代は、イノベーションの好機。2024/07/16
夏野菜
8
宇宙の誕生から最後までのものすごく壮大な話を一気に知ることができた。人間の存在はちっぽけだが奇跡的。こういう話を学ぶと些細な悩みも吹っ飛ぶところがよい。ビックバンの時に今、宇宙にある元素は全て含まれていて、宇宙は膨張しつつも、ビックバンの時にあった元素などの構成要素は姿形を変えはこそ、無くなりはしない。それらの複雑さが急激に増しているのが現代。いよ国が見えたのコロンブスの評価が最近ではもっぱら征服者となっているとのことは知らなかった。世界の人口もやたら増えてて、何かと知識のアップデートが必要だ。2024/06/23
toshibo
4
この本は、僅か300頁で宇宙の始まりから現在、そして未来予想までしてしまっているからすごい。人類が誕生するまでは、エネルギーに着目して説明し、人類が誕生してからは集団学習と複雑さに焦点を絞って解説している。人口が増えると格段に学習能力が高まり、技術革新が起こり、社会などあらゆるものが複雑になって行く。いずれ核融合発電が開発されて消費エネルギーも桁違いに増える。今は、地球温暖化をはじめ、種々の問題が噴出しているが、果たして技術の進歩は間に合うのだろうか?2024/06/08
茶々丸
3
人類誕生のはるか以前、ビッグバン後の宇宙の誕生から138億年の歴史をかけ足で語る。 なので、当然フランス革命などの個々の事件、出来事については出てこない。かなりの部分が地学、生物学的な話になるが、理科アレルギーの強い私でもそれほど苦しまずに読み進められる。 『私たちはスープ鍋の「薄い膜」の上に立っている』という地球の構造についての比喩が面白い。2024/08/08
YHユニコーン
2
図書館本。ビッグバン以前については人間の脳では理解できないことには納得した。ゴリラでも同性愛のような行為があることには驚いた。温暖化問題は、長い目で見れば大きな問題ではないのかと思えてしまう。一方で感染症は人間とは切っても切れない問題で、もっと大きく長くマスコミに取り上げられなくてはならない事項だと思った。有意義な本でした。2024/07/14