実験医学増刊<br> 大規模データ・AIが切り拓く脳神経科学 〈42〉 - 見えてきた行動、感情、記憶の神経基盤と精神・神経疾

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実験医学増刊
大規模データ・AIが切り拓く脳神経科学 〈42〉 - 見えてきた行動、感情、記憶の神経基盤と精神・神経疾

  • 著者名:笠井清登【編】/榎本和生【編】
  • 価格 ¥6,160(本体¥5,600)
  • 株式会社羊土社(2024/04発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 1,680pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758104180

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内容説明

精神・神経疾患の多様な症状を,脳画像データベースと深層学習により定量し,「主観的な尺度による診断」から次の段階へ.神経活動の大規模イメージング,数理解析からわかった脳「領域」間相互作用の新知見も必見!

目次

【目次】
第1章 実験動物を中 とした基礎研究
1.大規模2光子カルシウムイメージング
2.線虫C.エレガンスを用いた先端的オミクス技術の統合による基礎脳科学の変革
3.生体脳における大規模電気生理神経活動記録
4.近接標識法と膨張顕微鏡法が解明するシナプスのすがた
5.深層学習が切り開く行動神経学の新地平
6.神経回路がどのように病態を制御するか,主にゲートウェイ反射を例に
7.感覚信号に伴う情動価の生成と変容を担う神経回路機構
8.内受容感覚を伝達する経路と脳情報処理
9.記憶,シナプス,液-液相分離
10.大規模データから明らかになる,大脳皮質におけるヒト独自の細胞構成とその発生メカニズム
11.ホログラフィック顕微鏡による多細胞回路動態の計測と操作

第2章 臨床につながるヒトへの応 研究
1.脳画像研究を起点とした精神疾患多階層データベース
2.神経画像が導く神経変性疾患研究のパラダイムシフト
3.深層学習を用いた思春期の心理行動の病理と発達の理解
4.fMRIニューロフィードバックの最新動向
5.大規模データ・AI活用による精神疾患トランスレーショナル・リサーチの展望
6.ブレイン・マシン・インターフェース

第3章 AI・数理モデルを活 した技術
1.スパコンに頼らない大規模データ解析技術と全脳神経活動イメージングの最前線
2.エネルギー地形解析と神経遷移ダイナミクス
3.非線形科学の脳神経解析への応用
4.大規模イメージングと数理解析の融合に向けて

第4章 規模データベースの最新状況
1.脳研究における大規模データベース
2.HCP, UK Biobank, ABCDなど海外の脳MRIデータベースによる成果と課題
3.マーモセット脳画像データベース
4.ヒト脳のオミクスデータベース
5.マウスMRIの進歩とデータベース化の動向

索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

minochan

3
線虫と呼ばれる302の神経細胞からなる生物程度あれば、現代の技術で、全神経細胞の活動をリアルタイムで記録できる!!また記録した神経活動と線虫の運動を結びつけるモデルを作成することで、神経活動情報のみから運動を予測することも可能。最近ではより神経細胞の多いハエ、熱帯魚、マウスにもその適用範囲は広がりつつある。1000億の神経細胞をもつヒトの脳が丸裸にされるのも時間の問題…?あと神経活動記録のためには動物の頭が動いてほしくないので、マウスや熱帯魚専用のVRが開発されていた。それぞれに異なる工夫があって面白い。2024/07/20

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