幻冬舎単行本<br> 彼女がそれも愛と呼ぶなら

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幻冬舎単行本
彼女がそれも愛と呼ぶなら

  • 著者名:一木けい【著】
  • 価格 ¥1,776(本体¥1,615)
  • 幻冬舎(2024/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344040908

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内容説明

ママには三人の恋人がいる――。
ママの愛を、世間は「過ち」と呼ぶのかもしれない。

正解がないから――恋は楽しいのか、つらいのか? 心揺さぶる長編恋愛小説。


高校生の千夏には秘密がある。それは、家に父親はいないのに、母親の伊麻とその3人の恋人たちと暮らしていること。美容オタクでバイセクシャルの亜夫、イタリアンのシェフでいつも落ち着いている到、そして、最近新しく家にやって来た博識な大学院生・氷雨。千夏は三人のことが大好きだけど、複雑な家庭事情を友人にも明かせずにいた。そんな秘密を持つから教室でも目立たないようにしていたのに、ある日クラスで一番の人気者から告白されて――。同じ頃、伊麻は高校時代の友人絹香と再会していた。子供を産んでも恋愛を楽しむ伊麻の姿を見て、絹香はある決心を固める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

151
愛でしょう!人に断言してもらいたい訳じゃないけれど、私は愛だと言おう。読み始めから漫画家・一条ゆかりの世界が私を包み込んでいた。それは大好物なのだ。そして、最後まで私を離さない(笑)現実味なんかどっか行っちゃえ。誰の目線で生きるのか!そこだ。「あらゆる選択肢には間違いが含まれているんだよ」別れの時の氷雨の言葉が好き。それぞれの愛。それを当事者以外が語るな!それこそが野暮だ。それにしても色んな男たちがいたなぁ(汗)一木さん次はどんな世界を読ませてくれるのだろう。それも楽しみにしたい。2024/04/23

pohcho

58
自由人の母・伊麻とその3人の彼とともに暮らす女子高生・千夏。伊麻の同級生で専業主婦の絹香。クラス一の人気者と交際することになった千夏は、やがて彼に支配されるようになり、モラハラ夫に浮気されていた絹香はある人と恋に落ち・・とそれぞれの恋愛模様が繊細に描かれる。「誰かの目盛りはあなたの悲しみで、あなたの目盛りは誰かの悲しみ」 といった哲学的な言葉もあるのだが、千夏や絹香の成長がまぶしくて、イケメン3人との暮らしは単純に楽しそう(笑)と思った。子どもの有事の際に守ってくれる大人が何人もいるのも心強い。2024/04/16

ごみごみ

51
人を好きになるのは自由だけど、互いに愛し合う関係って難しい。愛するがゆえの嫉妬や束縛、どこまでが許されてどこからが支配?私には到底理解できない位置共有アプリも、互いが良ければそれで円満なんだろう。とにかく見事なクズ夫にイライラ、独りよがりのクソ彼氏には吐き気が。絶対無理。伊麻さんに関しては、共感は出来ないけど互いに納得してるならアリなのか。でも嫌悪感を覚える人もいるだろう。理想は互いを認め合い、尊敬できる対等な関係。だけど人は自分の目盛りに当てはめたり、見返りを求めたりしてしまう。愛ってやっぱり難しい!2024/04/05

信兵衛

16
あるべき恋愛の姿としてどれが正しいのか、どのような形が望ましいのか、とても正解などないように思います。 それでも唯一つ言えることは、相手のために自分が我慢し続けなくてはならないような関係は誤り、異常だということでしょう。2024/04/28

さわ

7
愛する人がいること。想いを伝えられる場所にその人がいるということの大切さ。人生の潤い、を改めて感じた。※裏表紙のキャップの男子、あorさ?一木けい先生教えて!!

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