家族は他人、じゃあどうする? - 子育ては親の育ち直し

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家族は他人、じゃあどうする? - 子育ては親の育ち直し

  • 著者名:竹端寛【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • (株)現代書館(2024/03発売)
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  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784768435939

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内容説明

42歳で父になった福祉社会学者、娘と妻との対話から「ケアとは何か」を考えるエッセイ。

42歳で父になった福祉社会学者、ままならない育児にジタバタの日々。娘と妻との対話から「ケアとは何か」を考えるエッセイ。

「ぼくはいまだに、とっさに子どもをグイッと引っ張る癖がある」
「でも、ふと考えるのだ。なぜ、ぼくはそそっかしいままで、妻は注意深くあるのだろう?」。
自分のなかの「仕事中心主義」や「力ずく」のやり方(=男性中心主義)に気づき、ケアの世界にたどり着くまでの日々の記録。

【著者】
竹端寛
1975年、京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。美味しいものを食べる・飲む・作るのが大好き。趣味は合気道(二段)とハイキング、ジョギング。
主著は『「当たり前」をひっくり返す――バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』(現代書館)、『枠組み外しの旅――「個性化」が変える福祉社会』(青灯社)など。
専門は福祉社会学、社会福祉学。

目次

はじめに

逃げるな、自分!
自己責任の外にある世界
「どうせわかってくれない」のか?
「ちゃんとしなさい」の罪
子育てすると「戦線離脱」?
「こっちだって仕事で疲れて帰ってきたのに」という言葉
「自分勝手を手放せる」か?
父ちゃんの育ち直し
「待つ」という「修行」
テレビとぼくと娘
体罰としつけ
「ややこしい」から「喜び」へ
「わかったふり」をしない
唯一無二性に気づく
「子どもの問題」は自分自身の心配ごと?
子育てという「まなびほぐし」
「観察」から始まるチームづくり

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうすけ

9
200ページほどで平易に書かれている本なのですが、とても手強いです。ご自身の子育てと家族のことという極めて具体的な事象が、抽象化させる。その往復にちょっとくらくらしてくる。僕自身も昨年長女が産まれて、妻と一緒に悪戦苦闘してきたと思っていたけど、身につまされる話のオンパレードでした。正直耳が痛すぎます。抽象化のレベルが高いので、難しい部分は当然あるのですが、著者固有の経験が我が身に置き換えると連想できる。社会に出て18年、ずっと「馬車馬の論理」で生きてきたのだと思う。他者評価軸で生きることからの脱却の時だ。2022/08/13

ひさちゃん

7
タイトルどおり「家族は他人、じゃあどうする?」が書かれた本。福祉社会学が専門の研究者の筆者が子育てを初めて経験し、その経験を通して気づき学んだことが綴られている。研究者らしく一つひとつの事柄を細かに分析され考えが述べられているのだけれど、語り口が親しみやすいのでわかりやすい。唯一無二性・子どもの問題は自分自身の心配事…なるほど。さらに、こう捉え行動するといいのかと読みつつ「めんどくさい!」と思う次の行に「ああ、面倒くさい!」と書かれていて笑ってしまう。引用されている本も面白そうで、読みたい本が見つかった。2022/12/21

takao

2
ふむ2024/02/11

でにす

1
子育てを通した夫の学び直しに関するエッセイ。非常に興味深い2023/05/03

雪彦

0
学者・竹端寛先生のいつもの著書には、ぼんやり半開きの私の目を、真っ正面からこじ開けてくれるような力がある。一方この本は、正面ではなく隣から語りかけてくれた感じがする。 小さい子どもと向き合うとき、それまでに身につけてきた論理は通用しない。そこにはまなびほぐしが必要なのだという。新品の毛糸を買うのではなく、セーターを解いて編み直すような作業が、「まなびほぐし」なのだという。もう、実感として「めっちゃわかる」としか言いようがない! そして、まなびほぐし、しんどい〜!! でも私も先生のように向き合っていきたい。2023/02/27

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