ちくまプリマー新書<br> 高校進学でつまずいたら ――「高1クライシス」をのりこえる

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ちくまプリマー新書
高校進学でつまずいたら ――「高1クライシス」をのりこえる

  • 著者名:飯村周平【著者】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2024/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480684783

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内容説明

学校に行くのがなんとなくつらい人へ 人間関係、通学時間、授業や部活……進学後の環境の変化、馴染めていますか? 人間関係が大きく変わる。通学時間も長くなる。授業や部活についていくのが大変になる……。高校進学に伴う環境の変化が心に及ぼす影響は「高1クライシス」と呼ばれている。新生活で起こりうる「つまずき」をのりこえるための本。 *「高1クライシス」とは? 高校へ入学したばかりの生徒が学習や生活面での変化に適応できず、心の不調を起こしてしまう現象のこと。ただし、本書では「良い方向にも悪い方向にも心が変化するきっかけになる出来事」として、よりニュートラルな意味で捉えています。 【目次】第1章 高校進学は心の危機(クライシス)か?⇒卒業と入学を繰り返す青年時代は変化の連続/第2章 十人十色の高校進学⇒「高1クライシス」のかたちはさまざま/第3章 進学とともに変わること⇒求められる役割、学校の風土、周囲との関係…/第4章 気分の落ち込み、不安の高まり⇒心理学の調査があきらかにする「つまずき」の実態/第5章 高校進学でつまずいたあなたへ⇒「ふつう」から外れてしまったら人生終わり?

目次

はじめに/第1章 高校進学は心の危機クライシスか?/どんな高校生活が始まる?/卒業と入学を繰り返す青年時代/さまざまな進学パターン/入り混じる期待と不安/高校進学は心のクライシスになりうる/心とは何か?/心の発達とは何か?/クライシスとは何か?/コラム1 子どもと大人の「はざま」/第2章 十人十色の高校進学/「高1クライシス」のかたちはさまざま/ケース1:風邪で欠席が早々に続いたAさんの高校進学/ケース2:部活で自信をなくしたB君の高校進学/ケース3:良好なスタートを切ったCさんの高校進学/コラム2 身体の成長と心/十人十色の心の変化を示すデータ/心にはさまざまな側面がある/「学校適応感」を視覚化する/要因1:同時多発的な環境の変化/要因2:個人がもつ特徴の違い/学校環境とマッチしているか?/コラム3 高校進学はアイデンティティの危機?/第3章 進学とともに変わること/どのような環境の変化が起きるのか?/通学方法や通学時間/求められる役割や規範/学校やクラスの風土/同級生や教員との関係/勉強の難易度/コラム4 保護者との関係と心/第4章 気分の落ち込み、不安の高まり/調査が明らかにした進学後の「つまずき」/学校への所属意識の低下/サポートを得られる感覚の低下/自尊感情の低下/不安の高まり/気持ちの落ち込み/学業意欲や成績の低下/長期欠席や不登校、退学/コラム5 環境に対する感受性が高い人/第5章 高校進学でつまずいたあなたへ/高校時代につまずいた一人として/「ふつう」から外れるのが怖い/高校進学は「ない」ほうがよい?/コラム6 「つまずき」から学び始めた心理学/合わない環境と距離を置く/助けを借りながら自分をケアする/「偶然」や「たまたま」の結果/コラム7 心に興味をもったあなたへ/おわりに/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソーシャ

1
差次感受性が専門の飯村先生が、高校進学に伴う「つまずき」の原因となる要因について当事者向けにわかりやすく解説した新書。「環境の変化」とざっくばらんに言われがちな部分を、青年心理学の研究をもとに著者の経験も交えながら詳しく解説しています。著者の専門であるHSPの話題は直接的には触れられていなくて、関連する話題がちょっとコラムにでてくる程度です。2024/03/20

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