内容説明
律の不在、納得いかない葬式、閉鎖的な僧団……僧籍も持つ仏教研究者の著者が現代日本仏教の問題を批判しつつ、改善案を提示し、日本仏教を未来につなごうとする。
感想・レビュー
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政治と宗教:インド 中国 政治の傘下にあった日本仏教 日蓮 アジールとしての僧団 ダルマ概念 戒律の不在:出家仏教 戒律の問題 戒律復興運動 教祖信仰 原理主義はない 葬式と戒名:葬儀不要論 葬儀の正統性 戒名の正統性 組織の改革―開かれた組織へ:政治との距離 公共空間としての寺院 第三者評価の導入 社会倫理の確立 戒律の復興: 聖性の担保 出家者の意味 在家仏教 戒律の復興 利他の実践―強みを再認識:自我の相対化 身体性の復活 物語の創出 多様性の促進 葬式の再建―弱みを強みに変える 異端の出現:遁世僧2024/02/18