内容説明
様々な困難を抱えながらも容易に支援を求めない現代の中高生に関わる大人、そして本人たちへのメッセージ。大好評企画待望の続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanki
20
子どもの自殺。信頼、期待できない大人。居場所の無い学校。まずは、大人自身が、助けてと言う。2024/01/11
どりーむとら 本を読み深めたい
18
人はそれ以上攻撃されないために嫌なことをされていても笑っている児童もいるということを頭に入れて教師は児童を観察していく必要があると感じた。また、登校拒否の児童にしても、その児童が通っている学校が、通うことによってその児童の心に痛みを感じさせる環境でしかないとと考え、不登校という選択肢を選んでいるという考え方があることを知った。一般的に家でゲームをしている方が楽だから楽な方に逃げているというとられ方をするが、学校というものがその児童を受け入れるだけの多様性を持てないのも原因だ、教師の定員などの問題もある。2023/09/10
どりーむとら 本を読み深めたい
14
支援者の皆様へ、私は「説教して分からせようとしてはいけない」という言葉について考えてみました。子どもたちの教育にはバランスが必要だと思います。子どもたちに自己効力感を育てる機会を提供する一方で、適切な指導とサポートも提供することが重要です。それにより、子どもたちは自分自身の力で世界を理解し、それをコントロールする方法を学びつつ、困難な状況に直面したときには適切な助けを求めることができます。これが、健全な自尊心と自己効力感を育て、自己成長を促進するための最善の方法だと考えています。2024/01/17
寿々喜節句
3
子どもの今の状況を理解している人がこんなにもいるのかと驚いた。見てる人は見ている。助けられるところから手を伸ばしていきたい。2024/01/30
青猫ノラ
3
子どもたちにSOSを出すことを求めるだけではなく、大人たちも、そのサインに気づき、しっかりキャッチすることが大切だと痛感する。この本を手に取った10代の子が、どこから読むか迷ったら、風間暁さんの章から読むのを勧めたい。2023/10/15