ヨーロッパ近代芸術論 ――「知性の美学」から「感性の詩学」へ

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ヨーロッパ近代芸術論 ――「知性の美学」から「感性の詩学」へ

  • 著者名:高階秀爾【著者】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 筑摩書房(2024/02発売)
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  • ISBN:9784480874146

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内容説明

私たちの時代の感性がここに幕を開ける! 19世紀は自らの内部に新たな想像力の源泉を見つけた。美術史の碩学が自選した評論により“近代”から“現代”に至る芸術の道筋を示す決定版。

目次

序文
I 近代の誕生
近代芸術の社会学序論──芸術家とパトロン
十九世紀初頭の西欧社会
近代都市のイメージ
抽象的空間の成立──抒情と幾何学
II 芸術と革命の近代
芸術の人間的機能
ゴヤと近代芸術の革命
マネ、市民社会のなかの革命家
現代美術の思想と動向
III ロマン主義と想像力
ロマン主義とその時代
ロマン主義の創造力──十九世紀文化論
IV 近代における絵画と文学
「詩は絵の如く」の伝統をめぐって
詩と絵画──変貌する裸婦像
切られた首──世紀末想像力の一側面
「切られた首」の崇拝──十九世紀想像力についての一考察
マラルメと造形美術
V 作家とは何者か
ドラクロワにおける芸術家像
『知られざる傑作』をめぐって
社会のなかの芸術家──バルザック『ピエール・グラッスー』
出典一覧
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

9
高階秀爾の新刊?と聞いてびっくりしたが(90越え)、序文書き下ろし以外は60〜90年代の自選論文集だった。半世紀前の論文だと現代では(もちろん高階、三浦氏によって)教科書でよく知っていることだったり、あるいは戦後すぐのフランスへの憧れを感じたりで、今新刊で読むのもどうかと思うところもあったが、後半の70年代に書かれた論文は19世紀フランスの芸術と文学の関わりについて掘り下げられており、今読んでも十分に面白い。マラルメ(エロディアード)、バルザック(知られざる傑作)研究としても読める。学際って大事だね。2024/04/06

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