内容説明
ラジオ番組での毒舌で気を吐いた希代のエンターテイナーが、傘寿を機に半生を振り返った読売新聞のインタビュー連載「時代の証言者 元気の運び屋 毒蝮三太夫」(2016年8~9月)。
1960年代後半に特撮番組「ウルトラマン」で隊員役を演じて子供たちの人気者となり、演芸番組「笑点」にも座布団運びとして出演。TBSラジオのレポーターとして、スーパーなどでお年寄りに「ジジイ、ババア」と声をかけてきた飾らない人柄そのままに、思い出をざっくばらんに語る。
盟友・立川談志さんや恩人と仰ぐ永六輔さん、巨人軍の川上哲治、長嶋茂雄氏らとの交流など、昭和の芸能からスポーツ界までエピソードは豊富。後年大学で客員教授として講義してきた高齢者とのコミュニケーションの取り方に関する提言も貴重だ。