日本経済新聞出版<br> 藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ

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日本経済新聞出版
藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 日経BP(2024/01発売)
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  • ISBN:9784296119486

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内容説明

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勝率1%からの逆転は、なぜ起きたのか――?
将棋史に残る名勝負「王座戦」(第71期)を通して、
天才・藤井の強さ、思考に迫る。
・結果よりも内容や充実感を求める姿勢
・いったん諦めた上で、勝ち筋を探る
・定跡にとらわれない
・継続して研鑽を積む、ライバルの存在
・「異次元」ともいうべき計算能力
・逆転を成功させるコツとは
・リフレッシュ法もゲーム

王座戦主催である日本経済新聞社編だからこその豊富な写真、資料も必見!

「・・・計算力の高さは「天賦の才」といえるかもしれませんが、結果よりも内容や充実感を求める姿勢を貫いている点も強さの一因ではないでしょうか。
23年10月30日に日経本社でトークショーとともに催した自戦解説会では、五番勝負の中から「会心の譜」を選んで解説してください、とお願いしました。
すると、藤井王座は、シリーズで唯一敗局となった第1局を選んだのです。

対局に勝ったとしても、構想のミスや納得のいかない手があれば、藤井王座は悔やみ、反省して、次の対局に生かそうとしています。
勝っても、内容的に納得できなければ、心の底から悔しがる姿を見て、
『だから、藤井さんは勝つんだな、強くなるんだな』と痛感しました。

本書のもう一人の主人公は、永瀬九段です。
 “藤井聡太が勝ち続ける理由”の一つとして、永瀬九段を研究パートナーとして選んだこと、
そして、2人で継続して研鑽を積んできたことを挙げないわけにはいきません。」
(「歴史的で運命的なシリーズを振り返る――『はじめに』に代えて」 一部抜粋)

目次

【目次】 ※第1章、第5章は2023年10月30日に日本経済新聞社で開催されたトークショー、および自戦解説をもとに構成しています。
第1章 藤井聡太が振り返る王座戦 
第2章 記者が見た八冠の軌跡、藤井の素顔
第3章 藤井と永瀬 ライバルが語る藤井
第4章 プロ棋士が読み解く藤井の強さ、思考 解説・王座戦五番勝負
第5章 藤井聡太が語る敗れた第1局
巻末付録 「将棋王座戦」70年を振り返る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

50
自社の主催棋戦で成し遂げられた8冠達成という世紀の偉業を讃えつつ、この僥倖を商売に活かさない手はないだろうということで日経新聞社が緊急出版した一冊(たぶん)。記録としての偉大さもさることながら4局全てが凄まじく濃密で、最終盤での大逆転というドラマがあり、そしてよき研究仲間にしてライバルでもあるこの2人の対戦ということで、本当に盛り上がったシリーズだった。記者の座談会という企画も面白かったし、NHK「将棋フォーカス」でお馴染み山口女流3段の軽妙なインタビューも秀逸。将棋ファンの皆さん、ぜひどうぞ。2024/02/19

rokoroko

16
将棋盤の横で寝転ぶ可愛い名人(妄想孫)昨日バレンタィンデーでファンミーティングがあった。35万円30名限定。いけないけども。あっという間に1000万円集められる8冠をインタビューや棋譜で解き明かす。何回も読んだ記事もあるけど楽しめた。特に王座戦の逆転劇など楽しかった2024/02/15

とも

6
八冠達成となった2023年永瀬との王座戦の戦いについて書かれた本。山口女流によるインタビュー、観戦記者の座談会、勝又教授による分析、藤井の自戦解説などなど。 対局者であり盟友でもある永瀬について、藤井と永瀬との関係について多く書かれておりたいへん読み応えがある。 2024/01/30

geki

4
藤井聡太が八冠を達成した永瀬拓也とのタイトル戦を密度濃く特集している。両者の生の声が数多く取り上げられ、両者の人となりがぐっと近づく。本書で、両者がお互い高め合ってきたことが分かり、藤井聡太が一人で強くなったのではなく、永瀬拓也の存在がとても大きかったことが分かる。数多く聡太本を読んできたが、本書は格別。聡太本であると同時に、拓也本でもあった。二人の今後の関係性がどうなるか、楽しみではあるが、永瀬君に代わるヤングジェネレーションの台頭が待たれるし、そうであって欲しい。2024/03/02

司馬太郎

1
棋士藤井聡太が八冠制覇を達成した王座戦の闘いを詳述。徹底した事前研究の成果で永瀬九段が優勢を築いた局が複数あったような気がするが、それも1手も間違わなかった場合というAIならでは読みの結末の話。時間に追われる中で常に正解手を指せというのは人間には酷な話だった。衝動買いの1冊であり、1年後に読み返せる内容であるかは疑問だが、旬の本としては及第点。2024/03/24

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