岩波新書<br> 豆腐の文化史

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岩波新書
豆腐の文化史

  • 著者名:原田信男
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 岩波書店(2024/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784004319993

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内容説明

昔から広く日本人に愛され,今では健康食として世界を席巻しつつある豆腐.それはいつ,どこで誕生し,日本でどう受容されてきたのか.料理法や派生食品も含めて考察,さらに風土に根ざした様々な豆腐を日本各地にたずね,不思議な白い食べ物の魅力をトータルに描き出す.食文化研究の第一人者による渾身の書下ろし.

目次

はじめに――豆腐という食品第1章大豆から豆腐へ
第1章 大豆から豆腐へ
第2章 豆腐の登場
第3章 日本への伝来と普及
第4章 豆腐と庶民
第5章 さまざまな豆腐
第6章 『豆腐百珍』のこと
第7章 豆腐の近代
第8章 豆腐と生活の知恵
第9章 沖縄の豆腐
おわりに――健康食志向と海外展開
補注
調査協力一覧
あとがき
図版出典一覧
典拠一覧
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
昔から広く日本人に愛され今では健康食として世界を席巻しつつある豆腐。いつどこで誕生し日本でどう受容されてきたのか。不思議な豆腐の魅力を描き出す一冊。大豆がどう栽培されて日本の食文化に取り入れられ、豆腐となっていったのか。豆腐における水の重要性、豆腐を巡る淮南王劉安の伝承から始まる中国で誕生した豆腐の歴史、日本への伝来と普及、朝鮮半島からの伝来説、庶民の食べ物としての豆腐、豆腐百珍や豆腐集説、様々な派生食品や豆腐状商品、豆腐業界や生活の知恵、沖縄の豆腐など、これ一冊でいろいろと分かるなかなか濃い内容でした。2024/01/26

ガットウ

20
★★★★4.0点。中小企業分野調整法なんて始めて知った。豆腐のルーツより、近代以降の豆腐業界のハナシに興味を持ちました。2024/02/09

すだま

5
昔から豆腐は凄いと思っていた。大豆はそのままで食べられるのに、わざわざ水に浸して擂って生呉にして。それで十分食べられるのに、絞って豆乳にして。それで十分おいしいのに、にがりを入れて固めて豆腐にする。更には干したり、凍らせたり、具を混ぜて揚げたり、揚げた後ダシで炊いたりする。何と手間のかかる食材だろう。その割に値段は凄く安い。ビックリするほど安い。 そんな豆腐の通史や、更には製法(起源から殆ど変わってない!)、バリエーション迄、およそ豆腐に関するあらゆる事が生真面目に纏められた、豆腐好きにはたまらない一冊!2024/02/01

夫婦善財餡 汁粉

3
さまざまな豆腐。飛竜頭くらいしかしらない。2024/02/12

shonborism

2
表題の通り、豆腐の歴史をコンパクトにまとめた本。これだけ手のかかる製法で作ったものが安価で流通したのは、それだけ大豆が身近で多くの人に好まれたということだろうか。食べたことのない豆腐の形や味をイメージするのが難しかったが、地方によって様々なバリエーションがあるのが新鮮。特に沖縄がこんなに豆腐文化の豊かなところだとは知らなかった。2024/04/12

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