中公新書<br> 沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記

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沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記

  • 著者名:高橋義夫【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 中央公論新社(2023/12発売)
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  • ISBN:9784121023209

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内容説明

謙信の流れをくみ、鷹山を中興の祖と仰ぐ名門、米沢藩上杉家。最後の藩主・茂憲は明治十四年、琉球処分から日が浅い沖縄に県令として赴く。本島をくまなく巡り、宮古・石垣両島まで及んだ視察で目撃したのは、困窮にあえぐ庶民の姿であった。再三の改革意見は政府から黙殺され、志半ばで解任される茂憲。だが、情熱を傾けた人材育成は後年になって実を結ぶ。今日もなお沖縄で敬愛される上杉茂憲の二年にわたる奮闘の記録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

49
明治時代、沖縄最初の県令として勤めた上杉茂憲の功績を書いたもの。明治政府の横暴さや沖縄に対する無理解さが悲しい。貧困にあえぐ沖縄の民衆を救おうとした茂憲。正直申し上げてもっと長い間実務に携わっていただきたかったが、政府の命令では仕方なかったのだろう。中央政府と沖縄の関係性の歴史を知るのには良い本だと思う。2015/11/25

1.3manen

27
沖縄では大正期になっても、小学校の共通語教育で、沖縄言葉をしゃべった児童の首に方言札を掛けさせ、罰をあたえた。東北地方でも類似(5頁)。文化としての言葉をこうして壊すのは、時代に拘わらず、どうなのか? 明治14年には、那覇と田舎を結ぶ荷馬車や人力車が通れる道路は開通していない。はじめて車道が開通するのは西村捨三県令の時代の明治18年で、那覇・首里間1里8丁(約5キロ)、首里・与那原(よなばる)間の2里14丁(約9キロ)。その他は明治後期から大正時代まで待った(42頁)。2015/09/08

ナディ

10
複雑な読了感。沖縄の歴史は繰り返すのかなあと。因習を変えることは難しい。上杉茂憲の教育や改革にかける思いは、陰謀で挫折してしまうが、功績を忘れない人もいたとあったのが救い。琉球の士族(琉球だけではないが)の身分のこだわりもあの時代では致し方無いのか。茂憲の漢詩を読み、琉球時代の漢詩を読みたいと思ってしまった。2015/08/20

nakmas

9
ん。。たった2年弱の任期で、 古い慣習や中央の役人の圧力によって、 まともな統治をしようとしたけど、 できませんでした。。。という理解でよいのかな。。2025/07/30

みなみ

8
アンリミで読了。沖縄の県令に任命された米沢藩主の上杉茂憲の奮闘。貧しく、搾取され、食べ物ではなく砂糖を作り、そのために自分たちの食べ物がなくなって蘇鉄を食べざるを得ない。上杉茂憲は教育の充実や産業の発展など様々な施策を考える。結局、上杉茂憲は成果を出すより前に配置転換されてしまったわけで、読んでいて痛烈に感じるのは沖縄の差別と貧困だった。2024/10/26

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