内容説明
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一人ひとりの児童生徒がもつ違い(多様性:たとえば学習進度や興味関心の違い等)を大切にしながら,彼らの学びの可能性を信じてベストを尽くしたい!という教師の思いに,理論と実践の両面からしっかりと向き合う。個々のニーズに応じる質の高いカリキュラムや多様な学び方・教え方のデザイン等,具体的な提案が満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BECCHI
3
この本は深い!軽く一読したが、何度も読む必要がありそうだ。この本で1年間過ごして行くというお方がいたがそのくらい、この本は深みがある。今教育で大事にすべきことが、ここに詰まっている。2017/09/03
Arick
2
学校の役目を、全ての子どもが成長することとするなら、今の仕組みでは漏れが多すぎることは明らか。この本は全ての子どもが成長できる場に学校を変えるために役に立つ。 ただ、一人ひとりの子どものレディネスにそれぞれ合わせた準備をすることは膨大な仕事量になってしまう気がして及び腰になってしまう。つまり、僕は従来の一斉授業に批判的な考えを持ちながら、そこに頼っているんだな。 まずは小さなステップから。 カリキュラムの意味を考えるところから始めてみよう。2017/05/05
こいワい
1
なんども読みながら、考えながら。 何人の教室をイメージしているのかも考えながら。2021/05/05
Fugin
1
一斉画一の対義となる「一人ひとりを生かす」指導法について、丁寧に論を組み上げ分析している。序盤、原理の解説は、従来の指導法(一斉画一)が頭にある読者に違いを伝えようという書きぶりで、もっともだと頷けるところが多い反面、読むのにエネルギーが必要だった。中盤、実践手法の例は非常に参考になった。原理を理解した上で、読者がアレンジしていくための一例として紹介する、という書き方にも好感が持てる。関連書籍を読んだ上での本書だったので納得いくところが多かったが、本書を最初に手に取っていたら理解が難しかったかもしれない。2020/04/28
ぴーたん
1
「一人ひとりの児童生徒がもつ違い(多様性:たとえば学習進度や興味関心の違い等)を大切にしながら,彼らの学びの可能性を信じてベストを尽くしたい!という教師の思いに,理論と実践の両面からしっかりと向き合う。」同学年ならみな同じ、このくらいは一斉授業で分かって当たり前、なんてことはない。私たちはゾウとネズミほどの違いがある。では、一人ひとりを生かす教育を日本でいつできるようになるのだろうか?語って個別に課題を出してもなかなか取り組まなかったりおしゃべりが止まらないと一斉授業の方がマシなのかな、と思ってしまう。2018/01/24