角川文庫<br> 警官の道

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角川文庫
警官の道

  • ISBN:9784041140857

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内容説明

「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。
組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。
「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

97
この警察に関するアンソロジーは比較的知っている作者が多く楽しめました。中山七里さんの作品は東京オリンピックで話題になった事件から書かれたのでしょう。呉さんの作品はあまりよくわからない感じです。長浦京さんの作品は主人公がフランスにいたということでのこの分野の作品ということがよくわかりました。また最後の柚月さんの作品が一番楽しめた感じです。2024/01/23

59
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/03/post-84e047.html この中では、中山七里と柚月裕子しか知らなかったのですが、他の作家さんへの入口になるかもと思って読んでみることに。 初めて読んだ葉真中顕さんの【上級国民】がおもしろかったです。密命があるときは、地元出身の刑事を送るのはよくないかも。知られている可能性が多いから。2024/03/30

mayu

27
装丁の渋さに『おぉ…』となる。警察ものはシリーズ化しているものも多くて、読みたいけど万年積読の私は中々手が出ずなのでアンソロジーで。いやぁ、豪華だし面白いしで大満足の一冊だった。スピンオフなんだろうなと感じるものも多いけど、本作を知らなくても十分に楽しめる。展開にハラハラさせられる、葉真中顕『上級国民』リアルな描写のコロナ化のオリンピックが舞台、中山七里『許されざる者』柚月さんの『聖』も面白くて、元となっている作品を読みたくなる。この3つが好きだった。今の時代を描いた読み応えのある警察アンソロジー。2023/12/26

JILLmama

20
柚月さんの聖が最高すぎる。孤狼の血のスピンオフ。人情味あふれるマル暴とヤクザに憧れる少年の話。これで長編書いてほしい!その他の作家さんも大物揃い。個人的に長浦さんのは好みではないけど、他はハズレなしでした。2024/01/10

shi-

17
今をときめく作家さん達のアンソロジー。 それぞれの作家さんのカラーがあって、それぞれの作家さんの面白さがあって、大好きなデザートの盛り合わせを食べたような気分だ 2024/01/03

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