内容説明
マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人.難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで,私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する.社会学の到達点であり,その本質を濃縮した著者渾身の大作.
目次
序章 現代社会学の生成と展開
一 二人の学者と二つの論考
二 ウェーバー像の転換
第一章 「資本主義の精神」再訪──始まりの物語から
一 ウェーバー家と産業社会
二 二つの戦略ともう一つの資本主義
三 「禁欲倫理」の謎解き
四 会社と社会
第二章 社会の比較分析──因果の緯糸と経糸
一 研究の全体像を探る
二 会社制度の社会経済学
第三章 組織と意味のシステム──二一世紀の社会科学へ
一 「合理的組織」の社会学
二 組織システムへの転回
三 決定の自己産出と禁欲倫理
四 ウェーバーとルーマンの交差──因果と意味
終 章 百年の環
あとがき
ウェーバーの主要な著作・論文の年譜
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