朝日選書<br> 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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朝日選書
道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

  • 著者名:山本淳子【著者】
  • 価格 ¥1,799(本体¥1,636)
  • 朝日新聞出版(2023/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022631299

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内容説明

藤原家の三男に過ぎなかった道長は、なぜ摂政に昇りつめ栄華を極めるにいたったのか。貴種の妻を求めた人生の戦略、呪詛におびえる臆病さ、正妻と紫式部との同居による悶着……一人の生活者であった道長は誰を恐れ、誰を愛したのか。その人生、心の動きをたどる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

87
あまり見ていなかった大河ドラマを今回は見ているのだが、歴史に疎く身分や関係性がよく分かっていないので読んでみた、道長は脳内では佑くん、ドラマでは今のところ出世欲もなく民の事を考えるいい人だが、史実では身内を利用して頂点にまで登り詰める出世欲の塊、これでは父や兄と同じではないか、しかしそれがゆえに妬まれたり怨霊に憑かれ体調不良に悩まされる、この時代は30代40代でバタバタと死んで医学が発達していないので呪詛とか怨霊とか信じていたんだ、権力者や帝まで出家していくのだが、どう過ごしていたのだろう。 2024/06/03

さつき

72
藤原道長とはどんな人だったのか?本人の書いた『御堂関白記』や同時代を生きた藤原実資の『小右記』、藤原行成の『権記』などの日記や『紫式部日記』『栄花物語』に描かれた姿を時系列に沿って追っていく。末子らしい要領の良さや、自らの「幸ひ」を喜びつつ、それを後ろめたく思い「心の鬼」を抱いていく極めて人間らしい様子が克明に描かれていて読み応えありました。望月の歌の意味もよくわかり、この時代の貴族の考え方、心の機微が見えてきたようで、とても面白かったです。2024/04/30

nico🐬波待ち中

69
大河ドラマ『光る君へ』の復習と予習を兼ねて。平安時代を代表する権力者・藤原道長の生涯を、順を追って読むことにより道長の本心を探る物語。一家の末っ子ゆえ周囲から全く期待されていなかったのに、棚ぼた的に都の頂点に立った道長。それはなんと言っても内助の功、正妻・倫子のお陰。けれど全てが順調で怖いもの無しと思われた道長も、生涯に渡り病や猜疑心、孤独等様々な苦痛を強いられていたことに驚いた。栄華の輝かしい光と対極にある暗くて深い闇。道長の人間らしい人となりも分かって大河ドラマの後半戦がますます楽しみになってきた。2024/06/23

さぜん

60
面白い。道長の功績ではなくその心の内を探りその人間像に迫る。歴史資料、文学資料特に心情を知るための和歌からアプローチし、平易でわかりやすく、時にユーモアある文章で道長とその時代の複雑な人間関係を描く。末っ子が栄華を極めたのは「強運」の持ち主だという解釈に妙に納得。そして常に人の不幸を踏み台にした故、恨みを持った怨霊に怯えていた。道長がどんな思いで生き死んでいったのかまで思いを馳せる機会を与えてくれた本作に感謝。大河ドラマを更に楽しめそうだ。2024/03/26

明るい表通りで🎶

50
此の世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば(今夜のこの世を、私は最高の時だと思う。空の月は欠けているが、私の望月は欠けていることもないと思うとれ)「道長にとっての二つの月──息子を中心としての政界の円満と、娘たちの名誉ある位とは、満ち足りてこれからも輝き続ける。」 言の葉も 絶えぬべきかな 世の中に 頼む方なき もみぢ葉の身は (あなたに言葉を託して、私はいく。しかしその言葉も、時の流れにいつかは途絶える定めなのだろうな。所詮はこの世の中に、すがるところもなく散る「もみぢ葉」だから)2025/01/26

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