内容説明
どのように生き、どのように死ぬか。
古今東西で追究され続けてきた、人間にとって永遠の問い。清水寺貫主を務めた高僧・大西良慶和上と、文化勲章を受章した彫刻家・平櫛田中氏、一世紀を生きた二人がそれぞれの人生観を提示する。
不安、孤独、虚しさ。生きることの苦しみにとらわれたとき、たくましく生き抜く身の処し方を示す一冊が、現代に復刊(初版本は1979年に山手書房より刊行された)。
感想・レビュー
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Go Extreme
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大西良慶百五歳: 長寿ー自分が可愛くなければ、長命なんて面倒なもの 日々好日ーすべて「いま」に満足している。やっぱり「いま」が最高 仏縁ーなにごとも仏のおみちびきのままに 平等ー人の仕事は役者のようなもの 我ー 我愛のつよいのも愛嬌のうち 智恵ー人間おおむね漸機漸智 平櫛田中百八歳: 我が道ー人間いたずらに多事、いまやらねばいつできる 一処不住ーどこに住んでも心は一つ 人間苦ー不幸がやがて薬になる 師ー 勉強勉強、人生すべて「師」 難中之難ー七十、八十は鼻たれ小僧、男ざかりは百から百から2024/01/29