光文社古典新訳文庫<br> 太平記(上)

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光文社古典新訳文庫
太平記(上)

  • 著者名:作者未詳【著】/亀田俊和【訳】
  • 価格 ¥1,056(本体¥960)
  • 光文社(2023/12発売)
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  • ISBN:9784334100865

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内容説明

正中の変、元弘の変を経て鎌倉幕府はついに滅亡するが、後醍醐天皇による建武の新政も世の混乱を収めきれず……。足利尊氏・直義兄弟、後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成、高師直らによる、日本各地で繰り広げられた南北朝時代の動乱を描いた歴史文学の傑作。全2巻

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

文公

30
以前から太平記を読んでみたいと思っていたときに、手軽に読める古典新訳文庫で出たのはありがたかった。平家物語の影響を感じつつも、平家物語の因果応報観より天皇の権威や大義名分の色合いを強く感じる。南朝方への鎮魂の思いがあるというのも頷ける。個人的に興味深かったのは、平家物語では見られなかった、辞世の「漢詩」が度々出てきたことだ。平家物語成立時よりも中国との交流が盛んになった室町時代の文化を反映しているのではないかと思うが、実際はわからない。下巻も楽しみ。2024/01/27

ほうすう

15
抜粋なのは分かるんですけどいくらなんでも話が飛びすぎてちょっと困惑する。上巻終盤の北畠顕家を迎え撃つところはどうなったんですか。歴史ものだから結末というか大まかな展開は知ってますけどそれなら太平記なんて延々と読まないんですよ。その他で思ったことは軍勢の数を表す数が極端に大きい・中国の歴史の引用が多い・新田義貞びいきが思っていた以上にすごいというところでしょうか。2024/09/19

加納恭史

13
岩波文庫の太平記は文語調で、またくどくもある。対してこの太平記は抄訳であり、要約で口語体で読み易い。足利尊氏が中心で現代的なその英雄物語のようだ。戦中派の太平記の歴史観であり、近世・近代の政治思想にも、現代の政治や教育政策をも左右した。政中の変な、元弘の変を経て鎌倉幕府はついに滅亡する。後醍醐天皇の呼び掛けから倒幕府の動きが始まった。新田義貞の蜂起から鎌倉攻めが始まり遂に鎌倉を崩壊させた。倒幕府打倒の計画は土岐頼員の妻を愛するあまり、その不安を妻に漏らした。妻は悩んだが、父に相談し、謀叛計画が発覚した。2026/05/31

qwer0987

12
抄訳というかダイジェスト版のような構成で、予備知識がないと難しいかもしれない。歴史好きならともかくも、初心者向けではないようだ。だが太平記の世界の雰囲気自体はつかめる。圧巻は鎌倉幕府滅亡を描いた章だ。鎌倉が各所で包囲され、衆寡敵せず、幕府方の面々は自害に追い込まれる。その悲壮感は胸をえぐられるよう。楠木正成の最期など、その他忘れがたい場面は多い。そしてこの時代の武将たちの幾人かは雄々しく、少しの洒落っ気を出しながら死んだのだと読んでいて感じる。それがこの時代の男たちの矜持なのだろう。下巻も楽しみだ2025/05/30

フク

12
#読了 現代語訳なのでつまることなく読めるが、ダイジェストすぎるのであらすじ程度は頭にないと展開に置いていかれる。ぜひ完全版商法してほしい。 下巻の妖怪大戦争がどうなるのか楽しみ。 kindle unlimited2025/04/13

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