内容説明
不登校の子どもの「からだ」に着目すると,有効な策が見えてくる!
1.不登校体験の本質は「からだ」(主観的な身体感覚)の変容です。
からだの感覚が変わり,これまでの自分ではいられなくなる「わけのわからない体験」です。
2.「行けない理由を教えて」「明日は行くよね」などの「言葉」は空回りします。
3.気持ちはそのまま受け止め,からだの変容を止める「行動活性化」を試みましょう。
4.連続欠席3日間以内が最初の勝負です!
5.完全不登校を防ぐために「プチ不登校」や「別室登校」も積極的に活用しましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまいぬ
4
自分は不登校とかなったこと無かったなー、家が嫌なわけじゃ無いけど家に居たって仕方がなかったしなあ。なんて思ってましたが。著者が中高の一時期、仮面不登校で授業中も本ばかり読んでいたと言うエピソードに。ああ、あれってそうだったのかなと思い当たる節が。印象的なのは、不登校の子のなかには、理由があって学校に行けない子もいるけど何割かは本人にも理由が分からないので、しつこく聞くのは良くないという説も。学校とか先生はこう対応してみましょうという部分が結構多いです。2022/11/24
Koki
1
言葉は無力。学校を一週間欠席するということは、前後の土日計4日を加えて、9日間休むことになること、身体感覚として、学校に行けないからだになってしまうという、著者の主張は目から鱗だった。これまでは、不登校は自立の問題、生徒指導の三機能で自己決定の場を生かすということを実践してきたつもりだったが、新たなアプローチの方法を得ることができた。2023/08/05
ねり梅
0
不登校は初期が大事。特にはじめの3日間。そこを越えると体が不登校に慣れてしまう。大人ができるのは、見守りだけ。子どもに寄り添って見守ること。不登校時の対応によっては、ずっと引きこもりになることもあり得る。2023/08/07
みみこ
0
本人にも分からないことをずっと聞くより、からだにフォーカスする。 改元の時の10連休は、明けがきつかったことを思い出す。集団になじまないからだになっていた。2023/03/22