瞑想脳を拓く 脳生理学があかすブッダのサイエンス

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瞑想脳を拓く 脳生理学があかすブッダのサイエンス

  • ISBN:9784333022861

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内容説明

本書は、脳生理学者とヴィパッサナー瞑想指導者による共同研究レポートです。どのうようにすればブッダや禅僧の悟りを追体験することができるのか。それを脳波や脳内セロトニン量の測定からあきらかにしていきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

haruka

23
神経科学の視点から、瞑想とセロトニンの関係を語る。脳に実際にどのような変化を起こすのか。まず釈迦は大変な実験家だったとのこと。何十年もの荒行、修行を通じ、徹底的に自己の身体と心を調べ尽くした。偉大な生理学者で、その教えは衛生学だったと。これまで統計1000億人以上の人間が生まれているのだから、そんな変わった人も稀には出るのだろうけど…よくやったなぁと関心してしまう。ドーパミンとノルアドレナリンは鍛えられないのに、セロトニン神経だけは鍛えることができる。体を動かしたり歩くことも良いと。鬱の予防にもつながる。2024/01/04

出世八五郎

10
セロトニンで有名な有田教授とウィマラ氏の対談本。坐禅の呼吸法が効果があると説明される。無意識に勝手に行なわれる呼吸と違い、意識的な呼吸は吐く時に腹を意識的に凹ませるとある。こうすると大脳皮質辺りが活動しなくなり、余計な思考が浮かばずクリアになるとある。瞑想とは違うのかなと思う。しかし、どこまで腹を凹ませるのか?どれほど?それが分からない。読経や音読も似た効果がある。兎角、有益な情報だと思うが具体的な方法が提示されていない。瞑想する人間にはヒントのある良本だと思う。科学的に論じられている。2021/09/21

はこいり

2
宗教体験をサイエンスの視点で解説してあります。坐禅や涙などを通して感じたあの感覚は、実は科学的に証明できるのだと、データで説明されることでより体感できました。2020/08/08

メアリースピーキング

1
瞑想・座禅について脳波実験を踏まえて科学的に解釈する。対談形式なのでわりかし読みやすいしわかりやすかった。 ドーパミン神経は「快」、ノルアドレナリン神経は「ストレス」、セロトニン神経はそれらの調整役と例えるのが妙に納得した。快もストレスも感じるけれどそれを端から見る感覚を養う「中道」を行く、と。なるほどにゃ。2013/07/13

Hiroyuki Nakajima

1
まだ未実践なので、自分には現状何の変化も無く、気軽にお薦めは出来ません(基本的に自分が実践して役にたった本しかお薦めは出来ませんので)丈 禅や瞑想を実践していて、師匠の教えを只管(ひたすら)信じて修行に打ち込まれておられる方には不要と思います では、どんな方に向いているかと言うと、瞑想の仕組みを科学的に納得して、修行を続けたい方、とにかく雑念を消したい方には、少なくともヒント、または大きな手掛かりとなるかもしれません ただ瞑想の仕組みがわかっても、自分が実践出来るかどうかは、本人の取り組み次第2009/08/13

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