「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと

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「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと

  • 著者名:村田慎二郎
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • サンマーク出版(2023/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784763140845

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内容説明

人生でもっとも大切な「命の使い方」とは?
スーダン、シリア、イラク、イエメン……人道支援の現場10年、
ハーバード大学大学院で学んだ著者がいま伝えたいこと。

世界の紛争地区、避難する人々は、着のみ着のまま逃れてきます。
そして、ようやく逃れてきても、家はない。学校もない。
でも、命はある――。
そんな世界一過酷な場所で、生き抜いている人々を目の当たりにしてきた
国境なき医師団 日本の事務局長である村田氏。

国際人道支援の現場で活動してきた中で気づいたことは、
限りある命こそ、一番大事。
でも、生きる上ではその命の使い方こそが重要だといいます。

とくに、日本のような国にいる私たちに伝えたいことは、
「夢をもたない、追いかけないのはモッタイナイ!」
「自分の命を大きく使って生きよう」
ということ。

この命の使い方について
本書では以下の6つのポイントから考えます。

1.世界……世界の現実を知る
2.アイデンティティ……「自分が何者であるか」の問いに決着
3.夢……「これができれば本望」という夢をもつ
4.戦略……夢を“ぼんやりとした夢”で終わらせない
5.リーダーシップ……組織や社会を改善するためのアクション
6.パブリック……一人ひとりができる世界をよくする方法

本書では、この6つのポイントごとに、
スーダン、シリア、イラク、イエメンなど、
国際人道援助の最前線で著者が目の当たりにしてきた紛争地でのエピソードと、
ハーバード・ケネディスクール人気No.1
ロナルド・ハイフェッツ教授から学んだ教えの一部を紹介しながら、
生きる上で重要な命の使い方について解説していきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

21
2023年。著者は国境なき医師団日本事務局長。母国で人権が認められず外国人になりたいと希望する子供達。暴力が理由で亡くなる人の多い国。比べるものかはわからないが、日本には好きな事やりたい事を見つけ勉強し、実行しようとできる。リーダーシップはポジションではなくアクション。人と違っているという事はとてもスペシャル。日本人として、どこまで日本の事を話せるのか。学習機会を増やしてサポーターを増やす。2024/02/04

ほし

16
紛争地の只中で国境なき医師団として活動をされてきた筆者による一冊。筆者がこれまで目にしてきた世界の惨状ゆえに、筆者にとって日本に生まれ育った人たちはそれだけで特権があるとされています。これだけ恵まれた環境にいるのだから夢を持ち追いかけないのは勿体無い、という筆者のメッセージは、見方によっては強すぎる印象も受けるかもしれません。ただ実際に行動を起こしてきた筆者だからこそのパワーが文章から感じられ、読んでいてなにか自分も頑張ろうという気持ちになりました。2024/01/06

れい

8
【図書館】読み始めるまではてっきり医師が書いたものと思っていた。著者は国境なき医師団の日本の事務局長。成し遂げたい夢はあるか。それは個を超えたものであるか。生涯をかけて少しでも改善されれば本望。個人が変えられることなんてたかが知れている。それは自分もよく分かる。何らかのプロフェッショナルがこの団体では求められている。勉強は必要だけど必ずしも偏差値重視ではない。他者のために頑張れる人ならば乗り越えられるかもしれない。それができない人もいると思う。でもそうやって命を燃やす価値は大きいと感じました。2024/03/01

リットン

6
これだけ読むと、「就活浪人中に、政治家になるためのキャリアアップとして、国境なき医師団に行きたいと思った」みたいな感じの書き方だったけど、そういう人もいるんやなーと感じた。けど、良く言えば戦略的、卑近な言い方をすれば打算的に見えもするけど、当時からきっとそれだけが理由だったわけでもないんじゃないかなとは思ったし、そこをもう少し深く知りたかったな。なんでその流れで国境なき医師団に行きたいってなるんだ?となったというか。にしても、派遣された地でのエピソードは壮絶だし、すごい経験をしてるなあと感じた。2024/01/18

かしこ

5
著者は国境なき医師団の医療じゃなく環境を整える仕事をする人。現地でアンチアメリカの偉い人に「アメリカについてどう思う?」と鬼気迫る勢いで聞かれた時(ハーバードに留学するのが夢なんて絶対に言えない…)と焦り「私の父は幼い頃広島で原爆にあい、今白血病になった、そんなアメリカを好きなわけがない」と言ったら許されたエピソードに、やっぱり具体的なエピソードはいい、人を動かすと思った。砲撃の為、撤退か止まるか迷った時、医師団の建物を守る土嚢を作ったのも、部下の人からよく経験談を聞いていたからだし。2024/04/26

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