内容説明
現在の科学の到達点は? 問題や課題はどこにあるのか? 私たちは科学とどのようにして付き合っていったらよいのか? 書評家としても名高い天文学者が,独自の視点から厳選した本を8分野に分けて紹介.不確実な今,さまざまな疑問に答える本へと導く.「科学の本」の読み方,楽しみ,科学という活動の奥深さもあわせて伝える.
目次
I サイエンス──世界を「知る」ということ
『ヒエログリフ解読史』
『物語大英博物館/博物館の誕生』
『ファーブル植物記(上・下)』
『アンデス登攀記(上・下)』
『ボノボ』
『いじわるな遺伝子』
『生命40億年全史』
『グラフィック 日本列島の20億年』
『原子論の歴史(上・下)』
『世界でもっとも美しい10の科学実験』
『数学は最善世界の夢を見るか?』
『パロマーの巨人望遠鏡(上・下)』
『空間の謎・時間の謎/はじめての〈超ひも理論〉』
『多世界宇宙の探検』
コラム1《認識の果てが、宇宙の果てである》
II 人間──私たちはどこから?
『5000年前の男』
『楽園考古学』
『縄文論争』
『生命の大地』
『話を聞かない男、地図が読めない女』
『もうひとつの視覚』
『脳は眠らない』
『脳は空より広いか』
『心の起源』
『化石から知るヒトの進化』
『先史時代と心の進化』
『現代ホモ・サピエンスの変貌』
コラム2《「自分自身に迫る科学」の難しさと魅力》
III 生命──この不思議なもの
『カラー版 シベリア動物誌』
『奇妙でセクシーな海の生きものたち』
『性転換する魚たち』
『マンモスを科学する』
『地中生命の驚異』
『植物のたどってきた道』
『骨から見る生物の進化』
『カンブリア紀の怪物たち』
『未知なる地底高熱生物圏』
『進化論という考えかた』
『生命とはなにか』
『寿命論』
コラム3《今、「進化」が面白い》
IV 科学の冒険者たち──好奇心を抱きつづけて
『謎の哲学者ピュタゴラス』
『本草と夢と錬金術と』
『巨人の肩に乗って』
『レーベンフックの手紙』
『氷河期の「発見」』
『恐竜の世界をもとめて』
『メアリー・アニングの冒険』
『メンデル』
『科学者キュリー』
『人物で語る物理入門(上・下)』
『エジソン』
『奇想科学の冒険』
『レーザーはこうして生まれた』
『月をめざした二人の科学者』
『星界の報告』
コラム4《科学は、かく作られてきた》
V ちょっと息抜き──文系世界を楽しむ
『『坊っちゃん』の時代(全五巻)』
『サトクリフ・オリジナル1~3(アーサー王三部作)』
『蕪村』
『古代日本人・心の宇宙』
『カラー版 西洋陶磁入門』
『地中海』
『パレオマニア』
コラム5《理系と文系》
VI 歴史と文化──人間の歩みをたどる
『シュメル神話の世界』
『甲骨文字に歴史をよむ』
『カラー版 古代エジプト人の世界』
『アナトリア発掘記』
『ヴァイキングの暮らしと文化』
『ジャガイモのきた道』
『インディアンの夢のあと』
『ハワイ王朝最後の女王』
『シュリーマン旅行記』
『仏陀を歩く』
『遥かなるチベット』
『ヒンドゥー教』
コラム6《人間の記憶と時間を復元すれば……》
VII 現代社会と科学──矛盾はなぜ生まれる?
『市民の科学をめざして』
『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』
『きわどい科学』
『人はなぜ騙されるのか』
『背信の科学者たち』
『旧石器発掘捏造のすべて』
『98%チンパンジー』
『古文書返却の旅』
『思索紀行』
『ミシシッピ=アメリカを生んだ大河』
『見えない巨大水脈地下水の科学』
『土の文明史』
コラム7《科学と社会は対立するか》
VIII 未来──科学から見えてくるもの
『生命科学の冒険』
『生物多様性とは何か/〈生物多様性〉入門』
『熱帯雨林/ダイビングの世界』
『イワシと気候変動』
『活火山富士』
『火山噴火』
『正しく知る地球温暖化/「地球温暖化」論に騙されるな!/地球と一緒に頭も冷やせ!』
『CO2と温暖化の正体』
『古代文明と気候大変動』
『地球環境46億年の大変動史』
『世界の終焉へのいくつものシナリオ』
コラム8《「科学のための科学」と「社会のための科学」》
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
ジュール リブレ
かつ
壱萬参仟縁
廻