世界を知る101冊 - 科学から何が見えるか

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世界を知る101冊 - 科学から何が見えるか

  • 著者名:海部宣男
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 岩波書店(2023/10発売)
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  • ISBN:9784000062787

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内容説明

現在の科学の到達点は? 問題や課題はどこにあるのか? 私たちは科学とどのようにして付き合っていったらよいのか? 書評家としても名高い天文学者が,独自の視点から厳選した本を8分野に分けて紹介.不確実な今,さまざまな疑問に答える本へと導く.「科学の本」の読み方,楽しみ,科学という活動の奥深さもあわせて伝える.

目次

I サイエンス──世界を「知る」ということ
『ヒエログリフ解読史』
『物語大英博物館/博物館の誕生』
『ファーブル植物記(上・下)』
『アンデス登攀記(上・下)』
『ボノボ』
『いじわるな遺伝子』
『生命40億年全史』
『グラフィック 日本列島の20億年』
『原子論の歴史(上・下)』
『世界でもっとも美しい10の科学実験』
『数学は最善世界の夢を見るか?』
『パロマーの巨人望遠鏡(上・下)』
『空間の謎・時間の謎/はじめての〈超ひも理論〉』
『多世界宇宙の探検』
コラム1《認識の果てが、宇宙の果てである》
II 人間──私たちはどこから?
『5000年前の男』
『楽園考古学』
『縄文論争』
『生命の大地』
『話を聞かない男、地図が読めない女』
『もうひとつの視覚』
『脳は眠らない』
『脳は空より広いか』
『心の起源』
『化石から知るヒトの進化』
『先史時代と心の進化』
『現代ホモ・サピエンスの変貌』
コラム2《「自分自身に迫る科学」の難しさと魅力》
III 生命──この不思議なもの
『カラー版 シベリア動物誌』
『奇妙でセクシーな海の生きものたち』
『性転換する魚たち』
『マンモスを科学する』
『地中生命の驚異』
『植物のたどってきた道』
『骨から見る生物の進化』
『カンブリア紀の怪物たち』
『未知なる地底高熱生物圏』
『進化論という考えかた』
『生命とはなにか』
『寿命論』
コラム3《今、「進化」が面白い》
IV 科学の冒険者たち──好奇心を抱きつづけて
『謎の哲学者ピュタゴラス』
『本草と夢と錬金術と』
『巨人の肩に乗って』
『レーベンフックの手紙』
『氷河期の「発見」』
『恐竜の世界をもとめて』
『メアリー・アニングの冒険』
『メンデル』
『科学者キュリー』
『人物で語る物理入門(上・下)』
『エジソン』
『奇想科学の冒険』
『レーザーはこうして生まれた』
『月をめざした二人の科学者』
『星界の報告』
コラム4《科学は、かく作られてきた》
V ちょっと息抜き──文系世界を楽しむ
『『坊っちゃん』の時代(全五巻)』
『サトクリフ・オリジナル1~3(アーサー王三部作)』
『蕪村』
『古代日本人・心の宇宙』
『カラー版 西洋陶磁入門』
『地中海』
『パレオマニア』
コラム5《理系と文系》
VI 歴史と文化──人間の歩みをたどる
『シュメル神話の世界』
『甲骨文字に歴史をよむ』
『カラー版 古代エジプト人の世界』
『アナトリア発掘記』
『ヴァイキングの暮らしと文化』
『ジャガイモのきた道』
『インディアンの夢のあと』
『ハワイ王朝最後の女王』
『シュリーマン旅行記』
『仏陀を歩く』
『遥かなるチベット』
『ヒンドゥー教』
コラム6《人間の記憶と時間を復元すれば……》
VII 現代社会と科学──矛盾はなぜ生まれる?
『市民の科学をめざして』
『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』
『きわどい科学』
『人はなぜ騙されるのか』
『背信の科学者たち』
『旧石器発掘捏造のすべて』
『98%チンパンジー』
『古文書返却の旅』
『思索紀行』
『ミシシッピ=アメリカを生んだ大河』
『見えない巨大水脈地下水の科学』
『土の文明史』
コラム7《科学と社会は対立するか》
VIII 未来──科学から見えてくるもの
『生命科学の冒険』
『生物多様性とは何か/〈生物多様性〉入門』
『熱帯雨林/ダイビングの世界』
『イワシと気候変動』
『活火山富士』
『火山噴火』
『正しく知る地球温暖化/「地球温暖化」論に騙されるな!/地球と一緒に頭も冷やせ!』
『CO2と温暖化の正体』
『古代文明と気候大変動』
『地球環境46億年の大変動史』
『世界の終焉へのいくつものシナリオ』
コラム8《「科学のための科学」と「社会のための科学」》
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

57
図書館で科学の本のガイドになるかなと借りた本。毎日新聞に書いていた書評を抜粋したものらしい。著者は天文学者。科学ばかりではなく、社会や歴史などの種類の本も含まれる。しかし、ぜひ読みたいと思う本が皆無だった。ちょっとは読みたいのがいくつかあったぐらい。地味な内容のものが多いせいだろうか。また書き手の真面目さは分かるのだが、自分には常識的すぎるように感じ面白く思えず、飛ばし読みになってしまった。2018/03/31

ジュール リブレ

9
本好きだな、と思っていても、この本で紹介されている本101冊のうち、読んでたのはたった3冊だけでした。『ファーブル植物記』⁉とか、マッターホルン初登頂とその直後の悲劇で有名なウィンパーの『アンデス登攀記』?とか、ちょっと踏み込んだ本がたくさん紹介されてて、うれしくなりました。書評本なので、辞書がわりにそばにおいておきたい感じですかね。2012/04/26

かつ

4
読書メーター再開なう。本書はいわゆるチート&レビュー本。ファーブル「植物記」の話がおもろかった。植物の受精について言及し協会から糾弾。そして極貧生活。からの昆虫記。他にも、たっまたま独立形質に着目し運をも味方にした暇人メンデルさんのお話など。人生何が起きるかわからんぜよ。2012/06/14

壱萬弐仟縁

1
読む本に困ったら、この中の本から選んで読めばいいと思える。例えば、A.ピーズ、B.ピーズ著、藤井留美訳『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社、2000年、46-47ページ)、高木仁三郎著『市民の科学をめざして』(朝日選書、1999年、186‐8ページ)など。前者は、脳生理学の成果を援用しつつ、ジェンダー問題を痛快に説明しているようだ。後者は、国家の目線での科学知識ではなく、もう一つの科学として市民の科学をインキュベートする必要があるという(188ページ)。科学は市民に開かれたものだろう。2012/11/21

1
科学系の読み物紹介。読みたい本が増えた。2011/09/11

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