新潮選書<br> 科学者とは何か(新潮選書)

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新潮選書
科学者とは何か(新潮選書)

  • 著者名:村上陽一郎【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 新潮社(2023/10発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~7/26)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106004674

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内容説明

19世紀にキリスト教の自然観の枠組から離れて誕生した、科学者という職能。危険な一面を持つ、閉ざされた研究集団の歴史と現実、その行動規範とは? 核兵器の開発、遺伝子組み替えの技術、環境問題――科学者は研究に伴う責任をどう考えるのか。自然と人間の相互作用を読みこむ新たな科学観が問われる、転換期の科学者像を探る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まるよし

7
この本が25年前に出版されていたことに驚く。不勉強ながら2023年に読了。やっと村上氏の主張が社会的にも浸透してきたと思う。理念の浸透には時間がかかるもの。真理の追求には人文科学的側面も必要。医学部で一般教養の削減が甚だしいが、これは著者の主張と逆行する。やはり他国のように4大卒後に医学部に行くシステムの方が優れているように思える。2023/09/09

富士さん

6
科学教の現実を暴き出すロックな本、再読。ちょっと古いですが、変わってないどころか本書の指摘がより正しくなっている感があります。何だか分からないけど偉そうな専門用語とすごそうな賞で進行するオカルト化。空気を読み合い、読ませ合ってポストを予算を分配するムラ政治の実情。何よりロックなのは、経験に合った理論が生まれるというタテマエを鼻で笑って、理論に合った経験が生まれると言ってのけてしまうことです。村上先生の業績と科学史の常識を踏まえればこのような議論は当然ですが、ここまではっきり言ってしまうのが素敵な本です。2020/04/21

あるべき姿(私)

5
科学者を医師や職人集団といった職能集団との比較の中において、その歴史的発展と行動規範のような特徴を描き出す。同僚同士の閉鎖的な評価体系の中にあった科学者は、原子力爆弾や遺伝子、公害の問題、財源論を経て社会における自らの責任と役割を問い直す必要がある。そのためには細分化された科学者集団ではなくて、総合的な科学への視野が必要だ。内容もさることながら文章の明晰さが印象的。2026/04/18

有沢翔治@文芸同人誌配布中

4
村上陽一郎は科学史についていろいろ研究をしている人で、科学哲学関係の本もいろいろ出しています。本書は科学の歴史を紐解きながら、どうして無責任態勢になったのかを探求していきます。しかしその19世紀末の姿勢では変わりつつありますし、変わらなければいけません。原子爆弾の問題、公害問題、論文捏造問題などの科学者の倫理に関する諸問題を紹介しています。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51467328.html2016/03/09

やまけん

2
5章ぐらいまではよくある議論、6章からが本番という印象を受けた。しかしこの本はそんなに新しくはないので、人によっては全部がよくある議論のように思われるかもしれない。どちらにせよ「科学者の責任」についてコンパクトにまとまった本だと思う。2020/09/11

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