内容説明
怪奇アングラーが釣り上げる戦慄の実話怪談
「両腕はものすごい力で引っこ抜かれたかのようにざくざくになって…」
夜ごと訪れる、酸鼻極まる異形のおんな―― (「検品のおしごと」より)
希代の釣りキチ怪談作家・渡部正和が引き当てた禁忌級の逸話ばかりを凝集した実話怪談集。
・水中から伸びる瘡蓋だらけの腐った腕と襲いかかる死霊の恐怖「釣行夜話 湖沼釣り編」
・怪しげな倉庫仕事で憑いた無惨な異形「検品のおしごと」
・牌によって奈落に堕ちる人間の絶望と怨嗟を描いた怪奇連作「麻雀狂・三態」
・帰宅した自室で遭遇した異様すぎる呪術の痕跡「骨」
・東北の某集落に伝わるおぞましい風習を記録した人怖譚「儀式」
・結婚式場の廃墟を訪れた男の日常にひたひたと迫る花嫁姿の怪異「ゴンドラ」
――など26話収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオ
8
最後のゴンドラの話が怖かった。何気に入った廃墟で怪異に見舞われるなんて。そーゆーものだとは言え理不尽だよなって。で、全体的に本人が選べ無い、産まれた所で先祖代々の、何か得体の知れない掟みたいなモノに捲き込まれる話が何本かあって、それが一番怖いと思った。 なかなかに印象的な一冊2023/11/23
eyemu
6
麻雀好きなので、期待したんだが。2024/02/08
霧月
5
読了。どこぞの呪物コレクターさんがお勧めしてた一冊。全体的に割と興味深い話が多かったけど、途中の釣り縛りやギャンブル縛りみたいな感じで、立て続けにそういう方面に関する怖い話が続くのがちょっと疲れた。怖い話には違いないけど個人的に興味がない題材だったからだけど。それでも他の話に関しては大満足でした!2024/09/23
qoop
4
平成以降の実話怪談の定型として狂気の通り魔的な怪異が挙げられるが、本書はそれを高いレベルで読ませてくれる。こうした逃げ道のない閉塞感は、謎めいた因習や賭け事にまつわる陰惨な怪談でも味わえるし、さらに語り手に生活困窮者が目立つため日常も出口なしの感が強い。2023/10/28
あき
3
タイトルに「鬼」の字があるから妖怪、あやかし系の怪談かと思ったらクイ・グゥイの霊魂の意だったっぽい。ドロドロした地方の因習絡みのものも幾つかあったからあやかし系でも良いのかな。じっとりした湿度の高い話が多め。気味が悪いというか、後を引く怖さがある。2023/10/18
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