講談社+α文庫<br> 身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

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講談社+α文庫
身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる

  • 著者名:内田樹【著】/三砂ちづる【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2023/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062813945

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内容説明

男手一つで子育てした内田樹と「オニババ」論の三砂ちづるが“おじさん”“おばさん”として提言! 「いいから黙って結婚しなさい!」……なんで?――大きな価値観の変動のなかで個人が幸せになるための条件を、気鋭の学者たちがそれぞれ一人のおとなとして、家庭人として提言。結婚や出産にも流行があり、悲しい思いやつらい経験をした前の世代へのいたわりの視線をもちつつ、日本人が培ってきた身体の知恵、日本文化のもつ他者への愛情や距離の取り方についてまとめていく。結婚したり出産したり、家庭をもったりして見えてくる人生の味わいを若者たちに見失わせてはならない。

●変なおじさん、おばさんが役に立つ
●ネガティブなオーラから逃げる武道の感受性
●結婚の相手は結局誰でもいい
●何でオニババになっちゃうの?
●夫婦のエロス的結びつきから家庭がはじまる

※本書は2006年バジリコ株式会社から刊行された『身体知――身体が教えてくれること』を文庫化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

57
対談集。セクシャリティやメンタリティのような繊細な部分に関わる話題が多く、それは違うなーと思ってしまうところも多かった。2018/09/20

うりぼう

41
内田先生と三砂先生、互角。橋本治さんと内田先生との対談と全然違う。ベースが共通しながら、アプローチの違いが面白い。三砂先生が、常に男性のことは判りませんが、と前置きされる。身体知とは、自分の体感覚を高め、細胞の一つ一つが目の前の事象に対して、どう受け止めようとしているのかを知ることと理解していたが、ちょっと違う。それとともに、自分を少し広げ、相手を受け入れる中間的な領域を認め、共同体の前提を作る。解らないものに触れ合うことから、何かを感じる感度を高める。新生児と母のコミュニケーションが全ての土台となる。2012/10/24

Lily603

9
★★★★+ 内田樹さんと三砂ちづるさんの「身体」を基軸とした対談。今まで自分が考えたこともなかった視点から様々な論が展開されていてとても面白い。例えば「着物の効用」。着物を着ると、汚れないように周りの人やものをより意識して動く必要があるので身体感覚が広がるらしい。他にも「何を評価するかを決めると、皆そこに集まり、結局重箱の隅をつつく"訓詁学"になる」や「間の取り方やピッチ、響きなどの非言語的コミュニケーションが重要」「均質性の高い集団だと逆に小さな差に敏感になる」など、なるほどと何度も頷いてました。@香港2012/10/08

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

8
【15/05/23】内田流、結婚のススメ。2015/02/23

木ハムしっぽ

7
ブラジルで子育てした経験を持つ疫学の三砂ちづるさんと、能を嗜むフランス哲学の内田樹さんによる対談。三砂さんの『オニババ化する女たち』をきっかけに組まれたと言う対談。『オニババ』を元に女性の性と生殖の話に留まらず、学校や医療、家族のあり方、コミュニケーション等、自由に話した内容を書籍化し、対談に通底するテーマは確かに『身体知』でした。的な本。出産経験がもたらす本来の豊かさは、出産が医療に取り込まれたことで大きく損なわれているらしい。言語化されないノイズを意味ある内容として聴き取ることが大事。面白かった。2021/05/12

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