新版水族館学

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新版水族館学

  • 著者名:鈴木克美/西源二郎
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 東海大学出版部(2023/09発売)
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  • ポイント 1,050pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784486018926
  • NDC分類:480.76

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内容説明

水族館には大きな魅力がある。行楽、生涯学習だけでなく、地域振興の核、野生生物保全の拠点など、幅広い社会的役割と利用価値がある。水族館とは何か、どう運営すべきか、最新の知見を加えて、論理的な「学」(logos)と実践的な「学」(graphia)の両面から追及する。

目次

『新版 水族館学』の出版に当たって
「水族館学」まえがき

第I部 概 論
第1章 水族館と水族館学
1.水族館とは何か
2.水族館と水族館学
第2章 水族館の歴史
1.ヨーロッパで水族館の創始
2.アメリカに渡った水族館
3.世界と日本の水族館
 コラム1.日本最初の水族館「観魚室(うをのぞき)」のミステリー
4.世界の水族館の現勢
第3章 水族館の建設
1.水族館の計画から開館まで
2.水族館の展示方針
3.水族館の水槽
 コラム2.貯水槽と用水
第4章 水族館の職員
1.水族館の業務
2.水族館の組織
3.水族館の技術者
4.水族館の学芸員
5.水族館の研究員
6.水族館の教育担当職員
7.水族館の館長
第5章 水族館と社会
1.地域社会への貢献
2.水族館と研究所
3.水族館と自然史博物館
4.水族館と動物園・植物園
5.水族館と海中公園
第6章 水族館と自然理解
1.水族館はなぜそんなにも好かれ、そしてあきられるのか
2.日本人の自然観と水族館
3.動物保護の国内法と水族館
4.自然保護の国際条例と水族館
5.自然保護・種の保全と水族館
6.水族館で生命の尊重を
7.水族館の未来像

第II部 各 論
第7章 水族館資料総論
1.水族館の資料
2.水族館資料としての水族
3.「水族」とくに海洋生物と水族館
4.水族館の主役・魚類
第8章 水族とは
1.呼吸生理
2.浸透圧調整と塩分収支・窒素処理
3.繁殖生理・生態
4.水族の分布
 コラム3.深海のサメ・ラブカの飼育に挑戦
第9章 水族の収集
1.水族の自家採集・調査
2.水族館収集と漁業
3.外国産水族の急増
4.外国産水族輸入の限界
第10章 水族の飼育
1.水族の飼育法と飼育用水
 コラム4.ジョージア水族館のジンベエザメ
2.水族館における水処理
第11章 水族標本の保存
1.標本保存の目的
2.標本の作成方法
3.標本の展示
第12章 水族館の解説
1.水族館の解説としての水族名
2.水族館の解説
第13章 水族館の研究
1.水族館における研究の動向
2.海外水族館における研究
3.自然保護と水族館における研究
 コラム5.「生きている化石」シーラカンスと水族館
4.水族の繁殖に関する研究
第14章 水族館の教育
1.水族館における教育
2.教育活動の歴史
3.教育のテーマ
4.日本の水族館における教育活動
 コラム6.深海魚ミズウオで環境教育
5.アメリカの水族館における教育活動
6.少数の来館者・障害者への配慮
第15章 水族館の経営
1.水族館の設置者と運営組織
2.水族館の収支
3.マネージメント
4.水族館の寿命

関連資料
水族館の基準
1.博物館とその関連法規
2.国際博物館会議規約
3.日本動物園水族館協会新入会員入会審査要網

付表1. 日本の水族館開館年表(1882~2010年)
付表2 1960年に現存した1930年以前開館の海外水族館一覧
付表3 日本動物園水族館協会・日本博物館協会に加盟の現存水族館(2008年)
付表4 現存が確認された(日本を除く)世界の水族館(2002年)

文献
索引