怪獣保護協会

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怪獣保護協会

  • 著者名:ジョンスコルジー【著】/内田昌之【訳】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 早川書房(2023/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784152102591

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内容説明

映画のゴジラは、並行宇宙の地球〈怪獣惑星〉からこちらの地球にやってきた巨大怪獣がモデルだった! ジェイミーはひょんなことから〈怪獣保護協会〉の一員となり、もうひとつの地球でこの怪獣たち相手に大奮闘することに!? 『老人と宇宙』著者の冒険SF!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

84
ドラゴンでもダイナソーでもなくタイトルに"怪獣"と入ったアメリカ発の怪獣小説。並行宇宙の別の地球は巨大怪獣が闊歩する〈怪獣惑星〉だった!?パンデミックの最中に会社を解雇されたジェイミー。そして昔の同級生に紹介された新しい職場「怪獣保護協会」は怪獣の生態を研究しながら彼らを保護する極秘ミッションを担う組織だった!しかし怪獣達を悪用しようとする金持ちが現れ彼らのミッションに危機が迫る。ユーモアたっぷりの軽快な語り口でとても読みやすく命懸けで怪獣を守ろうとするジェイミー達を全力で応援したくなる楽しい物語だった。2023/10/08

ナミのママ

84
SFはあまり読んでいないし、怪獣にも詳しくないがこれは楽しかった。パンデミック中に解雇されてデリバリーで食いつないでいた主人公のジェイミーという巻頭は現実感がある。「大型動物の権利を守る団体」の仕事を紹介され即決を迫られ、もちろん引き受けた。どこで何をするのか、わかった時には始まっちゃってた。並行世界の怪獣惑星、ユニークな仲間との会話、お決まりの悪役登場。核が絡むあたりはドキッとさせられる。映像化されたら迫力あるだろうなぁ。【2023年度ローカス賞SF長篇部門賞】2023/09/02

猿吉君

77
ロロナ下で会社を首になりたまたま紹介してもらったのが怪獣保護協会というギャグとユーモアにあふれた快作です。①主人公ジェイミーは男性と思って読んでましたが女性としても読める、かな。②所々で他のSF小説とか映画のネタが入ってくるのが楽しい、オタク心をくすぐります。③SF要素もしっかり入ってます、よくわかない理論は飛ばしても問題なし。④怪獣と寄生虫の相関関係が面白いし納得。⑤作者のあとがきが泣ける!点数85/100→スコルジー復活!の裏には相当な苦労があったようです、コロナパンデミックの影響は計り知れないです。2023/09/12

がらくたどん

74
ご感想に惹かれて♪原題も「kAIJU」ですぞ!もはや「SUSHI」とか「FUJIYAMA」と肩を並べるジャパニーズ・シンボル(多分ね)となった怪獣を保護する組織(KPS)の「良心的」な蛮勇を描く極楽エンタメ。強欲金満経営者のせいで失業の憂き目にあった主人公が偶然掴んだ再就職キップは、平行世界で絶滅危惧怪獣を管理・保護する組織だった!絶滅危惧の怪獣ベラ嬢の交尾になんとか成功したと思ったら「ママベラ」に魔の手が!ママ怪獣と卵達の救出大作戦まで、怪獣オタクの蘊蓄を交えつつ「金儲け野郎ども」との攻防が楽しい一冊♪2023/11/03

Bugsy Malone

71
平行世界での怪獣保護という設定が肝になっているからこその展開が醍醐味なのだけれども、現地球で大暴れする怪獣に触れられなかったのが少々残念。怪獣というものに対するリスペクトはもの凄く伝わって来るのだが、怪獣小説とは言いきれない感がありました。あとね、戸惑ったのは登場人物の性別の不確定な部分、これはあえてそうしていると解説には有りますが、これが気になって正直物語に入り込めない。そこがとっても辛かった。2024/01/02

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