日本経済新聞出版<br> 2050年の世界 見えない未来の考え方

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日本経済新聞出版
2050年の世界 見えない未来の考え方

  • 著者名:ヘイミシュ・マクレイ【著】/遠藤真美【訳】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 日経BP(2023/07発売)
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  • ISBN:9784296118410

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内容説明

人口、気候変動、エネルギー、民主主義、格差、テクノロジー、地政学的変化――。世界を揺るがすこれらの問題は、この先どうなるのでしょうか? 日本、アメリカ、中国、ヨーロッパなどの未来は? 世界を変える「5つの力」と「10大要素」とは?

膨大なファクトと経済学、地政学、歴史的な洞察を通じ、英国の定評あるジャーナリストが、30年後の世界を大胆に予測します。20世紀の社会構造と冷戦後の世界秩序が崩壊し、世界はいま大きな変化が押し寄せてきています。誰もが世界の先行きに関心を持たざるをえません。本書は、人々が知りたい「その先」をファクトとバランスのとれた展望をもとに照らし出します。

著者は、『ファクトフルネス』のハンス・ロスリングのように、専門家ほどネガティブな誤った認識を抱きがちだという「専門家バイアス」の問題を指摘し、ファクトに基づいたポジティブな見通しを重視するのが特色です。世界主要地域、グローバルな重大なテーマに即して歴史、現状を整理し、様々な見方を紹介しつつ、きめ細かくかつ包括的に、著者独自の展望を提示します。本書ではたとえば次のような展望が示されます。

1.世界人口の約2/3が中間層と富裕層になる
2.アメリカの先行きは明るい
3.アングロ圏が台頭する
4.中国が攻撃から協調に転じる
5.EUは中核国と周辺国に分かれる
6.インド亜大陸の勢力が強まり、世界の未来を形成する
7.アフリカの重要性が高まり、若い人材の宝庫となる
8.グローバル化は〈モノ〉から〈アイデアと資金〉にシフトする
9.テクノロジーが社会課題を解決する
10.人類と地球の調和が増す

目次


日本語版への序文
■ 世界の現在地
序章 2020年からの旅
第1章 わたしたちがいま生きている世界

■ 変化をもたらす五つの力
第2章 人口動態――老いる世界と若い世界
第3章 資源と環境――世界経済の脱炭素化
第4章 貿易と金融――グローバル化は方向転換する
第5章 テクノロジーは進歩しつづける
第6章 政府、そして統治はどう変わっていくのか

■ 2050年の世界はどうなっているのか
第7章 アメリカ大陸
第8章 ヨーロッパ
第9章 アジア
第10章 アフリカ・中東
第11章 オーストラリア、ニュージーランド、太平洋

■ 本書の大きな考え方
第12章 この先の世界を形づくる大きなテーマ――不安、希望、判断

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

111
自分が(多分)存命中の近未来が対象なので、ワクワクする。ただ、読んでいると「○年以内のどこがでブレイクスルーが起きて、、、」と言う下りが余りにも多い。専門家の言う事なので、それなりの根拠はあるだろうが、そのエビデンスとなる表やグラフはほとんど記載されてない。それがあれば、もっとベストセラーになってると思います。あと、もう少し日本の未来を述べて欲しかったです。2024/03/07

アキ

103
1990年代に「2020年地球規模経済の時代」を著したアイルランド生まれのイギリス人の著書。前著は読んでいないが、2020年に30年後の世界予想図を描いたもので、とてもリアルだ。日本に関しては人口の高齢化に対処するための試験台としている。中国はアメリカを抜いて世界最大の経済国になるが、高齢化と人口減少で勢いがなくなる。インドは世界第3位の経済大国となるため、21世紀はアジアが中心の世界となるであろう。ヨーロッパは人口も経済も縮小し、影響力は低下する。世界の人口の1/4はアフリカ人となり、飛躍が予測される。2024/02/02

うえぽん

33
英国の経済記者による未来予測本。30年前の同趣旨の本では2020年頃のブレグジット、米国政治の破綻、パンデミックを予測。巨視的に見れば、19世紀初頭までは中印で世界のGDPの約半分を生み出していたが、中印の存在感が再び大きくなる2050年を見据えると、ここ200年ほどは欧米が人口規模を大きく超える経済力を持っていた例外期と言える。米国筆頭に英語圏の存在感はさらに増し、アフリカは上ぶれ予測されているのに対し、大陸欧州や日本の存在感が低下し、日本は高齢者含めた社会の結束力は維持するが、より内向きになると予測。2024/04/28

よっち

33
世界を変える5つの力と10大要素とは何か?膨大なファクトと経済学、地政学、歴史的な洞察から、英国のジャーナリストが30年後の世界を大胆に予測する一冊。世界の各地域の現在地をそれぞれ分析・解説していきながら、変化をもたらす人口動態、資源と環境、貿易と金融、テクノロジー、統治という5つの力。それを踏まえて2050年の世界の各地域の変化や、新興国の成長と相対的な先進国の地盤沈下が起こりそうな状況を予測していて、これからをポジティブにどう考えるべきなのか。情報量はなかなか多かったですがいろいろと参考になりました。2023/11/27

やましん

13
トップポイントで概略だけ確認。自分の職場でもつい最近2050年の国土の姿をパンフレットにまとめて整理したが、こういう未来予測系の書籍で描かれる予測は、あり得るが、検証できる時期には誰もその予測のことについて覚えていないのが関の山ではなかろうか。確かに連日メディアで喧伝される諸問題とその先の不確実性に我々は不安になる。しかし恐らく、その不安を払拭するのは眉唾物の未来予測を見聞して知った気になることではなく、様々に流布する言説の意匠が意匠であることを認識することからでしか始められないのでは無いか。2023/11/06

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