角川書店単行本<br> ネバーブルーの伝説

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角川書店単行本
ネバーブルーの伝説

  • 著者名:日向理恵子【著者】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • KADOKAWA(2023/07発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041136355

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内容説明

「書物に仕えることが僕たちの仕事だ。書き残そう。二度とまちがえないように」

アスタリット星国で写本士見習いとして働く15歳のコボル。
写本士の仕事は、数年に一度起きる災害“塵禍”や戦争で滅びた他国から本を救出して正確に書き写し、文化をつないでいくことだ。
コボルは塵禍に見舞われた隣国・メイトロン龍国へ、仲間たちと初の任務に赴く。
龍の伝説が残るメイトロン龍国を調査するうち、アスタリット星国が隠していた真実を知ってしまったコボルたちは、孤独な戦いへと身を投じることになるが――。

圧倒的なスケールと文学的モチーフで構築される
胸が高鳴る冒険ファンタジー、開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

万葉語り

32
戦禍で失われる本を守る写本士。印刷するすべが失われ、書物を文字を食べる虫に食われる前にそれぞれの流派が使うインクを使って写し取る。しかし、物語途中で彼らの努力が報われないことが明らかになり、ネバーブルーのインクを竜とともに探す冒険ファンタジー。面白かった。2027-332024/03/02

ひさか

28
2023年7月角川書店刊。書き下ろし。長編ファンタジー。写本士、塵禍で滅ぼされた都市や国、特別なインク、紙でできた白亜虫等のおもしろいガジェットやアイデアで構成された世界の謎が巧妙に構築されていて、登場人物たちと一緒にする冒険の旅が楽しい。ラストでは、一つの世界の救いが明らかになるが、ここに到達すると、今までの出来事が収斂されていないことに気付く。そこが少し残念。それとも、別のストーリーが用意されるのだろうか?。続きありますか?。2023/09/26

kitten

13
図書館本。日向さんの図書館ファンタジー?とでもいえばいいのかな。しかし、これもまたハードな世界だ。火狩りの王がヒットしたから?似たようなダークファンタジーになったんだろうか。声を出せない写本士のコボルと、メイトロンの王女様?のイオの物語。しかし、ネーミングが謎。和風でも中華風でも、もちろん西洋風でもない。効果として、男性か女性かわかりにくい。でも別に、男性でも女性でもなんでもいいのかもしれないなぁ。しかしこの話、本当にこれで終わるとは思えないんだが。2023/10/02

ゆう*

6
ネバーブルーインクで書いたものは、消えずに、いつまでも残すことが出来る。正確に伝えることが。戦争やフェイクニュースのある、今現在の物語だと思いました。2023/10/01

希咲(きさ)

5
すごくおもしろかったのに、なんだかよくわからなくてすぐに2回目を読み始めました。結論、280ページ余りでおさめるにはもったいないくらいの壮大な世界観のファンタジーであることがわかった…!紙とインク、書物、後世へ書き残すこと…。本好きとしてはたまらないモチーフがたくさん! 強く印象に残ったのは、10代の若い少年少女たちの「真実を書くこと」への責任感。主人公コボルだけでなく、仲間たちみんなが写本士としての誇りを持っていたからこの終わり方になったんだなぁ2023/08/07

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