内容説明
「このトイレきれいね」って思ってくれる、それだけで十分じゃないですか。──8年連続、世界でいちばん清潔な空港賞を獲得した羽田空港。それを支えた新津春子さん出演のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は感動の大反響を呼んだ。はっとさせられる、新津さんの日々の言葉をお手元に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ(甘き絶望)
18
『環境マイスター』=清掃の技術すべてに習熟していること。なんと格好のいい仕事だろう。職業に貴賤はない。やっている人の心で決まる。この本で一番頭に残ったのは、「自分がどれだけがんばっているかは、自分がいちばんよくわかっている」という部分だ。自分のことは誤魔化せない。心にやましいことがあると、自分が苦しい。あー、まったく、今の自分にぴったりのことだ。もう※※年も清掃の仕事をやっているのに一向に進歩のない自分に新鮮な息吹を本書は与えてくれた。「やめたからといって、一緒なんです」。読んでよかったです。総評4.02023/09/27
shun
9
2023年18冊目。著者の生き方や仕事に対する考え方を知ることができる作品。想像していたよりも多少ライトな感じだったが、様々な教訓も含まれていて、自分を見つめ直す良い機会になりました。2023/07/31
kobayo
2
NHKのプロフェッショナルを見ていたので本が出たと知って手にした。羽田が世界で最も清潔な空港八年連続一位に導く原動力、矜持を改めて知ることができたように思う。まさにプロ。2023/07/17
ビッグマックツトム
1
羽田空港の500人いる清掃員の現場責任者でNHK仕事の流儀で最高視聴率を取った方の本。中国残留孤児2世で来日して当時日本の進歩に驚いたという。清掃の仕事に真摯に向き合い向上心の尽きない著者。そこには貧しい中国での生活や日本に来てから苛めを受け耐えた苦労が根底にある。各章仕事の流儀調にプロフェッショナルな格言がありサクサク読めた。でもTVであの独特のナレーションと音楽を聞いた方が感情移入しやすい。 文字だけだとスポーツ選手の精神論的で少々退屈だった。2024/01/14
ぱーぷる・ばんぶー
1
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介されていた成田空港で清掃の仕事をされている著者の自伝?内容はほとんどテレビで放送された内容と重なっているんじゃないか。2023/07/26