山と溪谷社<br> これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集

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山と溪谷社
これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集

  • 著者名:羽根田治
  • 価格 ¥1,144(本体¥1,040)
  • 山と溪谷社(2023/07発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635500487

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内容説明

ころんで死ぬ、ダニに噛まれて死ぬ、助けようとして死ぬ、キャンプの炊事中に死ぬ、風に飛ばされて死ぬ--など、アウトドアには「まさか、こんなことで……」と思うような、死の危険がたくさんあります。
本書では、アウトドアで実際に起こった死亡事例を紹介し、どうしたらそのような目にあわないか、安全に身を守るための解説をしています。

死の危険は、知っていれば避けられる可能性が高くなる。
アウトドアで自分や大切な人が危険な目にあわないために、最低限の安全の知識が書かれた本です。


■内容
1章 山で死ぬ
転倒して死ぬ/すべって落ちる/落石で死ぬ/土砂崩れで死ぬ/雪渓が崩れて死ぬ/雷に打たれて死ぬ/火山ガスで死ぬ/風に飛ばされて死ぬ/
熱中症で死ぬ/夏なのに寒さで死ぬ/沢の増水で死ぬ/疲れて死ぬ/道に迷って死ぬ/発病して死ぬ/雪に埋まって窒息する/木に激突して死ぬ/
雪崩で死ぬ/クレバスに落ちて死ぬ/アイゼンを引っ掛けて死ぬ/一酸化炭素中毒で死ぬ/火傷で死にかける
もっと知っておきたい安全知識 PART1

2章 動物にあって死ぬ
クマに襲われて死ぬ/イノシシに襲われて死ぬ/毒ヘビに咬まれて死ぬ/ダニに咬まれて死ぬ/ハチに刺されて死ぬ/サメに襲われて死ぬ/
オニダルマオコゼに刺されて死ぬ/ダツに刺されて死ぬ/オニヒトデに刺されて死ぬ/ブユの大群に襲われて死にそうになる/カタツムリやナメクジに触って死ぬ
もっと知っておきたい安全知識 PART2

3章 毒で死ぬ
有毒植物を食べて死ぬ/毒キノコを食べて死ぬ/フグを食べて死にそうになる/アオブダイを食べて死ぬ/カニを食べて死にそうになる
もっと知っておきたい安全知識 PART3

4章 川や海で死ぬ
鉄砲水で死ぬ/助けに行こうとして死ぬ/ため池に落ちて死ぬ/飲酒して泳いで死ぬ/高波にさらわれて死ぬ/離岸流で死ぬ/戻り流れで死ぬ/
シュノーケリング中に死ぬ/ボートから落ちて死ぬ/ボートに追突されて死ぬ/初心者がSUPで死ぬ
もっと知っておきたい安全知識 PART4

コラム
転滑落事故が起きやすい場所は?/変わりつつある人間とクマの関係性/中毒事例の多い主な有毒植物/中毒事例の多い主なキノコ


■著者情報
著者 羽根田 治(はねだ・おさむ)
1961年、さいたま市出身、那須塩原市在住。フリーライター。
山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。
主な著書にドキュメント遭難シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』『野外毒本』『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(共著)『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』などがある。
近著に『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)、『山のリスクとどう向き合うか 山岳遭難の「今」と対処の仕方』(平凡社新書)など。
2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員。

イラスト 秋山 貴世(あきやま・たかよ)
岡山県出身。武蔵野美術大学、セントラルセントマーチンズ大学院卒業。南ロンドン在住。
日本、イギリス、フランスの雑誌や出版物のイラストを中心に活躍。
コミックやジンの制作、ワークショップも不定期で開催。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

207
カタツムリやナメクジの寄生虫の件は知りませんでした。死者が出ていて怖わ過ぎです。やはり、自然は偉大そして畏怖する対象。だから古代は自然(災害)≒神と崇めたのは共感できます。だからこそ、自然は彼らのテリトリーであることを認識しリスペクトして入らせてもらうくらいの気持ちがあった方が良いのではないかと思いました。2023/10/07

kinkin

158
アウトドアブームである。大きなミニワゴバンにバーベキューセットを積んでテーブルやら椅子を並べビールで乾杯、残飯そのままで蹴る、そんな事が多いという。それに味を覚えて熊が頻繁に現れ事故にあうという。山にしても海にしても昔は不便な場所だったのが普通だったのが道路も改修されいつでも行けることも原因か。富士山も軽装で登る人も多いという。日帰りでアタックする人も。アウトドアというどこかおしゃれでカッコいい言葉の先には「死」ということがあるということを自覚してやったほうが良さそう・私は海は得意だが山はだめです^^ 2023/10/26

読特

149
山で死ぬ、海で死ぬ、川で死ぬ。クマに襲われ、イノシシに襲われ、サメに襲われ、死ぬ。毒蛇に咬まれ、ダニに咬まれ、ハチに刺されて、死ぬ。毒キノコを食べ、フグを食べ、カニを食べて、死ぬ。酒を飲んで、道に迷って、仲間とはぐれて、人を助けようとして、死ぬ。発達した文明の中、コンクリートジャングルに囲まれ、平和な生活を享受して、不覚にも落とし穴にハマって、死ぬ。人の命は脆い。幸運にもこの世に生を受け、ここまでなんとか生きて来て、まだまだ人生は楽しみたい。ついうっかりでは残念過ぎる。知るは大切。役に立つ一冊。2024/05/28

R

138
海、山、川などなどアウトドアで出会う危険なことを事例とともに紹介というか、警鐘を鳴らす本。真面目な本なんだが、真面目すぎて一回りして面白い感じになってるように思う。サメと出会ったらどうしたらいいかの解説が、最終的に鼻先が弱点だから殴ってみようとかなってるのが、投げやりなのか本気か判別つかなかった。ナメクジやカタツムリの危険性の啓蒙とか、大変よい部分も多いんだが、死亡事故事例ばっかりで、警告度合いが麻痺してしまう感じなのが、少々残念だった。全部平たく危ないんだけどな。2023/10/30

ちくわ

125
自分が読める本にはPrime Readingという縛りがあって、いつしかビジネス書と趣味(主に科学や歴史)の本と小説が1:1:1の割合に落ち着いた。好きな本を読める人が羨ましかったが、最近ではこの不自由さも楽しめるようになった…本来ならこんな本読まないし! 感想…具体例のみでリスクレベルは不明だが、多彩な死亡パターンを知れて興味深かった。この中で唯一体験したのは離岸流!水泳を6年やっており泳ぎには自信があったが、その自分でも『死んだ!』と思った。その点、読書は死亡リスクが無く安全だ…作中の人はよく死ぬが。2024/11/13

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