地域批評シリーズ<br> これでいいのか滋賀県

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地域批評シリーズ
これでいいのか滋賀県

  • ISBN:9784896378146

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内容説明

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関西一地味な県と言われていた滋賀県が、移住者の激増でまさかの大発展。そんな好調な滋賀の実態と意外な落とし穴とは?

「畿内」という呼称がある。
昔から都と都に近い京都南部、奈良と大阪のほぼ全域、兵庫県南東部は古くから畿内と呼ばれ、日本を代表する大都市圏に位置付けられてきた。
しかし、滋賀県は京都のすぐお隣なのに畿内に含まれず、古代から都も設けられた要衝地なのに、まるで関西からハブられているかのような哀しさが漂っていた。

ところが近年、滋賀の躍進がすさまじい。
「関西でもっとも地味な県」は「関西でもっとも住みやすい県」と評判になり、それを裏付けるかのように、平均寿命(男性)も全国トップに立った。
その効果は大きく、大津を始めとして草津、守山、果ては彦根まで、湖南・湖東の琵琶湖線沿線に移民がワンサカ流入し、人口が激増している。

本書は新時代を迎えた湖国・滋賀の好調の要因と問題点を分析しながら、滋賀と滋賀人の本質にもズバリと斬り込んだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジンベエ親分

44
大津市の実家に帰省した折に探して入手。このシリーズはほんと面白い。相変わらず丹念な現地取材と各種統計を駆使しての鋭い分析。小学校5年生で奈良から大津に引っ越してきて高校卒業までなので、滋賀には10年も住んでないのだが、今でも実家があるためか富山にもう25年以上住んでるのに未だに滋賀県出身という意識がある。本書で滋賀県は面積が小さい割に、琵琶湖のため地域間の隔絶が顕著と指摘されているが確かに湖東のことなんて何も知らんかったな、と本書を読んで実感した。ムック形式の時に買った富山県や青森県のも文庫化されてるの?2019/05/03

Akihiro Nishio

16
先日滋賀に行った時、本屋で買った本。文庫化版が山積みにされていた。琵琶湖によって各地域が分断されていて、草津や栗東など湖南地域のみが発展しているとのこと。近江商人の話は特に興味深く、高島屋の発祥が現高島市であったことを知る。佐々木源氏の棟梁である六角氏が傍流の京極家に追い抜かれる話、彦根の殿様好きも面白い。湖北エリアではやはり長浜の黒壁地区の発展は驚異的な事例として紹介されている。立地的に何の強みもないのに凄いことである。大津はまあまあの都市という印象だったが人口35万人とは小さい。本書でも殆ど言及無し。2018/12/31

ゆーき

2
滋賀県民として。身近な話題が多かったです。住み慣れた土地なのですが、知らなかったことも結構ありました笑 自分の生まれ育った街を見つめ直す、いい機会になったかも。2019/01/29

かずさん

0
なじみがあるので、とても面白かった。2020/12/30

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