内容説明
話し下手でクラスがまとめられない、子どもの心に届かない、信頼されない、集中してくれない……さまざまな悩みごとを解決する先生の「お話」の技術が掴める本!
目次
はじめに
1章 話すのが苦手な先生のための「お話」のメリット
1-1 話すことが嫌いな先生はいない!?
1-2 「嫌い」は克服できないが、「苦手」は克服できる
1-3 苦手な理由は2つ ネタ(内容)と話し方(方法)
1-4 正直、ネタはどこにでもある
1-5 「ネタ」を「お話」にするのは才能ではなく技術と知識
1-6 説明だけでは伝わりにくい
1-7 映像化(イメージ化)すると伝わりやすい
1-8 記憶に残りやすい=思い出しやすい
1-9 聞いていて楽しい
1-10 話していて先生自身も楽しい
2章 では、どんなときに何を目指して「語る」べき?
2-1 「説教」をしたくないとき
2-2 「教師の思い」を伝えたいとき
2-3 子どもや学級を変えたいと願うとき
2-4 道徳授業の終末での説話として
2-5 再現構成法で行う道徳授業として
2-6 道徳科の授業以外の道徳教育として
2-7 子どもたちを楽しませる道具として
2-8 叱る指導の1つの方法として
3章 話す&語るがうまくなる技術 基礎編
3-1 日常のありふれた場面をネタにしよう
3-2 「失敗」「感動」「ギャップ」「意外」「極端」をさがそう
3-3 なるべく短い瞬間をエピソードにして切り取ろう
3-4 エピソード語りの構成を頭に入れよう
3-5 まず、ネタと子どもたちに伝えたいことをヒモづけよう
3-6 1文で場面(状況)設定をしてみよう
3-7 場面設定は相手がよく知っているものを使おう
3-8 エピソードそのものを細かく描写する
3-9 リアルな描写で信ぴょう性を出す
3-10 擬音語・擬態語を使って臨場感を出す
3-11 会話や内言を多くする
3-12 自分の感情や気持ちを入れる
3-13 何かに喩えて話す
3-14 動作を添えて映像化する
3-15 登場人物同士の会話は体の向きを変える
3-16 登場人物同士の会話は声を少し変えてみる
3-17 無理に笑わそうとしない、笑われるのはよい
3-18 伝えたいことは当たり前のことでいい
3-19 ちょっとしたやり方を加える
3-20 同じエピソードで伝えたいことを変える
3-21 心配なら練習をする
4章 話す&語るがうまくなる技術 実践編
4-1 状況(場面)設定、説明・描写
4-2 会話部分を考える
4-3 擬音語・擬態語・比喩を考える
4-4 動作や身振り・手振りを考える
4-5 体の向きや視線を考える
4-6 声を少し変えてみる
4-7 エピソード語りの脚本を「語り」にする
5章 すぐ使える! 場面別で語れるエピソード
5-1 「宅配便のお兄さんの笑顔」
5-2 「交差点での自転車の少年」
5-3 「駐車場に閉じ込められた話」
5-4 「駐車場の南京錠」
5-5 「イスを入れた男の子」
5-6 「ハチ退治のおじさん」
5-7 「お金が振り込めなかった話」
5-8 「いかだに乗ってずぶ濡れの話」
5-9 「小学生のときのローマ字先生」
5-10 「百円ショップのレジで」