角川書店単行本<br> 夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない【電子版特典付き】

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角川書店単行本
夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない【電子版特典付き】

  • 著者名:和田正雪【著者】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • KADOKAWA(2023/04発売)
  • 梅雨空を吹き飛ばす!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント25倍キャンペーン (~6/16)
  • ポイント 375pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041134481

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内容説明

オカルト雑誌編集部で働く大学生ライター×異界へ行くことを夢見る「赤い女」
ラストが深く沁みる、新時代の青春恋愛ホラー

零細出版社でアルバイトをしている大学生の米田は、雑務やHPの更新の他に実話怪談の記事の執筆を担当している「怪談ライター」だ。
ある日米田は取材の最中に、乃亜という不思議な、赤い服を着た女性と出会う。
彼女はオカルトマニアで実際に怪談の現場に多数足を運び、科学的に証明できるのかどうかや、再現性がある事象なのかどうかを確かめているのだった。
そして乃亜は怪談の中でも特に「神隠し」について執着しており、自らもいつか異界へと行くことを夢見ていた。

初めはかかわり合いになりたくないと感じていた米田だったが、深夜のオカルトスポット巡りなどのまっとうではないデートを通じて、否応なく距離を縮めていく。
だが彼女には、怪異にまつわる切ない過去があった――。

そして夏休み、米田と乃亜は、奇妙な祭りの風習があるという話を聞いて、後輩の実家がある山奥の土地に赴いたのだが……。


==
僕の彼女は、怪談になった――。
大切な人に会いたくなる、切なくみずみずしい青春恋愛ホラー
==


※Web小説サイト「カクヨム」投稿作に大きく加筆修正をし書籍化。


装画=春 (『ノーコピーライトガール』)


*電子書籍版特典として、書き下ろし番外編ショートストーリー「米田さんへ」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

38
零細出版社でアルバイトをしている大学生の米田。ある日米田は取材の最中に、赤い服を着た不思議な女性・佐倉乃亜と出会う青春ホラー小説。実話怪談の記事の執筆を担当する怪談ライターの米田が、後輩の相談に付き合った時に出会った不審な女性・乃亜との邂逅。異界に行きたいオカルトマニアの彼女と向かう寂れた住宅街にある廃屋、不可思議なトンネル、後輩の田舎で開催される奇祭。真面目系クズっぷりを垣間見せる米田が破滅型の乃亜に惹かれてゆく様子や、異様な展開なのにそれを淡々と受け入れてゆく結末にはじわじわと来るものがありますね…。2023/06/13

ほたる

13
大学生と大学院生のロマンティックオカルト。異界に行きたい彼女との取材から物語は一気に加速していく。今まで気づけなかったことに気づくためにホラー現象が鍵になっているのが良かったと思う。気合をいれることなく恋愛を味わえる作品。2023/05/14

ジャム

8
怪談記事ライターのアルバイトをしている米田は、ある日取材中に赤い服の女乃亜と出会いやがて交際に発展するが彼女はなぜか異界へ行くことに憧れていたー「僕の彼女は、怪談になった」という煽情的なキャッチコピーとともに出版された著者のデビュー作で「リング」「呪怨」などの和製ホラーに連なる新しいホラー小説だと感じました。米田、乃亜はもちろん後輩の山城(の実家で奇祭が行われておりその取材が本書の異界のキーとなっている)山城の彼女古川などキャラも立っておりAIも登場して新時代のホラー感が強かったです。怖いのか切ないのか笑2023/05/05

DEE

6
期待した、あるいは想像したテイストとはかなり異なる内容だった。ふわふわだし。いいとこ取りをしようとしてどっちつかずになってしまったような印象。2024/01/17

あつべよしき

6
この作品のオカルトに対する距離感が理系っぽいところが気が合った。赤いワンピースって、それだけで雰囲気が出てとても好き2023/05/31

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