創文社オンデマンド叢書<br> 高橋誠一郎経済学史著作集1:経済学前史

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創文社オンデマンド叢書
高橋誠一郎経済学史著作集1:経済学前史

  • 著者名:高橋誠一郎【著】
  • 価格 ¥13,090(本体¥11,900)
  • 講談社(2023/03発売)
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内容説明

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【内容紹介・目次・著者略歴】
経済学者、教育者、政治家であった著者の「経済学史」の論集。全四巻の第一巻は、古代ローマから近性までの経済学が確立するまでの歴史を一気読みする。著者の博覧強記におどろかれることまいがいなし!詳細な目次も是非ご覧ください。

【目次】
刊行の辞
凡例
緒言
第一篇 古代
第一章 財富観
第二章 貨幣及び価格論
第三章 利子徴収に関する意見
第四章 職業論
第五章 奴隷制度論
第六章 社会思想
第二篇 中世
第一章 社会思想及び所有権観念
第二章 正価論
第三章 利子禁止意見
第四章 奴隷論
第五章 貨幣学説
第三編 近世
第一章 貿易論
第二章 貨幣及び価格学説
第三章 利子論
第四章 人口学説
第五章 財産論
著者略歴及び著作目録
解題 高山隆三
索引

高橋 誠一郎
1884~1982年。慶應義塾大学政治学科卒業。経済学者、教育者、政治家、慶應義塾大学名誉博士。日本藝術院院長、帝国学士院会員、日本舞踊協会会長、国立劇場会長、東京国立博物館長、文部大臣等を歴任。経済の専門は、アダム・スミス以前の重商主義経済学説。
著書に、『高橋誠一郎コレクション・浮世絵』〈全七巻〉『回想九十年』『春日随想』『春信』『浮世絵随想』『江戸の浮世絵師』『新浮世絵二百五十年』『浮世絵と経済学』『経済学、わが師わが友』『正統派経済学説研究』(共著)『続経済思想史随筆』『浮世絵講話』『西洋経済学史』『経済学史略』『西洋経済古書漫筆』『古版西洋経済書解題』『改訂重商主義経済学説研究』『経済思想史随筆』『浮世絵二百五十年』『経済学史(上)』『経済原論』『アリストテレース』『経済学史』(共著)『福澤先生伝』『重商主義経済学説研究』『経済学史』『経済学前史』『経済学史研究』などがある。

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目次

目次
刊行の辞
凡例
緒言
第一篇 古代
第一章 財富観
一 封鎖的家族経済 二 土地の大部分を領有せるアテネの特権階級エウパトリダエ 三 アリストファネスの喜劇「富神」 四 クセノフォンの富の本質論
など
第二章 貨幣及び価格論
一 旧社会組織を完全に覆せる通貨の使用
二 実物経済より貨幣経済への移動
など
第三章 利子徴収に関する意見
一 アッチカ小農民の窮状
二 徴利貸付
など
第四章 職業論
一 ホメーロスの詩篇中には労働侮蔑の思想なし
二 肉体的労働に対する哲学者の偏見
三 アリストテレー
四 ローマ貴族の営利的業務に対する偏見
第五章 奴隷制度論
一 ホメロース時代の奴隷
二 夷狄は自然の奴隷
など
第六章 社会思想
一 スパルタのペロポンネソス半島征服の主因
二 アテネ庶民階級の覚醒
三 小農党の陣頭に立てる僣主ピシストラトス
など
第二篇 中世
第一章 社会思想及び所有権観念
一 経済思想の発達に対するキリスト教会の影響
二 ローマ時代のユダヤ
三 蛮民の侵略に由る交易経済組織の消滅
四 都市経済の発達
第二章 正価論
一 ローマ帝国崩壊後の自足自給的経済生活
二 聖トマッソの正価論
三 スコラ哲学者の商業論
第三章 利子禁止意見
一 国家と社会、人法と神法との対立
二 新たなる基礎の上に利子に関する教理を於けるものはアクイノの聖トマッソ
三 利子禁止を回避するの道――損害賠償の意義に於ける利子の是認
第四章 奴隷論
一 自然法に従へば万人は平等
二 聖トマッソの奴隷論
第五章 貨幣学説
一 蛮民侵略後に於ける貨幣経済の消滅
二 貨幣問題の関聯して初めて都市経済の境地を脱して国民経済的立脚地より立論せるニコラウス・オレスミウス
第三編 近世
第一章 貿易論
一 キリスト教国の理想的統一の消滅、民族的国家の争覇戦
二 近世初期の経済問題は殆んど皆な商業問題と関聯して論述せられたるの観あり
三 イタリアのマーカンチリスト、アントニオ・セルラ
など
第二章 貨幣及び価格学説
一 中世的伝統よりの分離必ずしも急速ならず
二 競争価値是認の傾向
三 英国の採れる自由なる貨幣政策
四 ライス・ヴァアンによりて企図せられたる一般物価変動の測定
第三章 利子論
一 宗教改革家の利子徴収に関する意見
二 徴利貸借は夙に英国経済生活上の常道
三 英国利子学説史上に於ける空白の約六十年
第四章 人口学説
一 初期キリスト教の禁欲主義が人口の上に及ぼせる二様の影響
二 英国チェドア王朝初期に於ける人口減退の恐怖
三 三十年戦役後のドイツに於ける人口増加の必要
第五章 財産論
一 文芸復興期に発せるユートピア的思想
二 宗教改革
三 王権を基礎とせる政治的統一と秩序の確
著者略歴及び著作目録
解題 高山隆三
索引