内容説明
「おひとりさま」この言葉は「結婚していても、していなくても、子どもがいても、いなくても、誰でもみんな最後はひとり」という意味で広く認識されるようになりました。
この言葉が世間に広まったことで、果たして多くの人が安心して老後を送れるような準備が整ったのでしょうか。
答えは「ノー」です。
片づけの現場を長年経験してきた著者は、「おひとりさま」の最後の片づけの現場で家がモノであふれ、通常の暮らしさえできなくなった最悪な状態の部屋にたくさん立ち合ってきました。
「どうしてこんなになるまで、放っておいてしまったのか」といたたまれなくなり、時には涙し心を傷めていました。
実は片づけには「リミット」があり、それが60代なのです。以降は気力や体力がついていかなくなり、そしてどこから手をつけていいかわからなくなり、そしてそのまま年月が過ぎてしまうのです。
本書では、多くの人が最後の片づけでどのような問題に直面するのかを見てきた立場から、何から手を付けていいのかわからなくて不安、どのようなことを早めに準備すればいいのか不安な人のために「やるべきこと・やらなくてもいいこと」を紹介しています。
この本1冊持っておけば、安心して残りの人生を楽しめる、おひとりさま必携の書です。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
目次
第1章 おひとりさまの片づけのタイミング
誰もが最後はおひとりさま
50代、60代は片づけに最適なタイミング
60代がなぜ最後のチャンスなのか?
ゴミが出せなくなると、あっという間に床は見えなくなる
私が出会ったおひとりさまたち
生前整理でも、終活でもありません
片づけは、きっと健康寿命も延ばしてくれる
第2章 これからの人生を楽しむための片づけ
ポイント1 片づけなくていい場所を把握する
ポイント2 何よりも「安心・安全」が大切
ポイント3 完璧を目指さない
ポイント4 「いる」「いらない」をわかりやすく分ける
ポイント5 最後は業者に任せればいい
ポイント6 暮らしに潤いや楽しみを
コラム1 写真に撮って気づく、室内の危険ポイント
第3章 おひとりさまの片づけ「やるべきこと」「やらなくていいこと」
おひとりさま片づけの流れ
「お金に関する整理」でやるべき11のこと
「家財(モノ)の片づけ」のスタートはどんな暮らしがしたいかを思い描くこと
「使っている」「使っていない」をモノサシに
あらゆる片づけに使える「3つのステップ」
ステップ1 分ける
ステップ2 減らす
ステップ3 収納する
「やらなくてもいいこと」とは
「情報の整理」を進めよう 他人に見られたくないデータは削除を
処分に困るモノの片づけ方
まだまだある、処分に困るモノ
コラム2 食品や日用品は「ローリングストック」がおすすめ
第4章 おひとりさまのお金の行方
認知症に備える5つの財産管理方法 など
コラム3 後見人制度の活用について
第5章 おひとりさま最後の住まい
第6章 おひとりさまの空き家
コラム4 携帯電話の解約に注意
第7章【実録】おひとりさまの母親が、施設に入るまでに大変だった10のこと
コラム5 自分が死んだらペットはどうなる?
コラム6 「身元保証人」を頼める人がいない場合は?
感想・レビュー
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