- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
長引く不況によって、なぜか日本型人事システムが攻撃され、「年俸制」や「成果主義」が新たな活力を与えるとして競って導入された。しかしその結果、多くの企業で職場が荒廃し、機能不全が生じている。そもそも日本の経済成長を支えたのは「賃金による動機づけ」ではなく、仕事の面白さで報いる「仕事の報酬は次の仕事」というシステムであり、それが適材適所につながったのである。成果主義の実態を改めて検証し、日本型年功制の可能性を展望する。
目次
はじめに/第1章 日本型年功制のどこが悪いというのか/1 成果主義の赤裸々な実像/2 日本型の「年功制」とは/3 人は金のみにて働くにあらず/4 元気に働くための要素/5 成長を選択するために/第2章 日本的経営の評価をめぐる右往左往/1 けじめはつけておかねばならない/2 いい加減に懲りるべきではないか?/3 日本的経営論の系譜を辿ってみよう/4 やがて付けが回ってくる/第3章 人が働く理由を知っていますか?/1 仕事への思いを解剖する/2 自発性は信用しうるか/3 満足と生産性の関係の二転三転/4 期待理論の登場とその限界/5 内発的動機づけの理論/第4章 未来の持つ力を引き出す/1 今何が本当に必要なのだろう/2 「見通し」が与える活力/3 終身コミットメントの意義/4 未来傾斜原理をめぐって/5 揺らぐトップが会社をダメにする/おわりに──幼稚な発想からの覚醒を/文庫版への補論 成果主義ブームが去って/1 そして看板だけが残った/2 成果主義は論理的に破綻していた/3 「仕事の報酬は次の仕事」の四つの意味/4 若者と向き合おう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
川原 健太郎
theぶ㌧
Masataka Shindo
ろーじゃ