山と溪谷社<br> 彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか

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山と溪谷社
彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか

  • 著者名:柏澄子
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 山と溪谷社(2023/03発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635172059

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内容説明

山を駆けた女性たちの軌跡をたどり、平成の30年間を振り返る貴重な記録。

平成の30年間(1989-2019)、登山の世界で女性がどのように活躍してきたか。
代表的な人物へのインタビューを中心に、平成の登山史を振り返る。
それぞれの人生に山がもたらしたものとは何か。

『山と溪谷』2020年4月号から12月号まで連載した内容に、再取材のうえ、大幅に加筆・修正して単行本化。

■内容
1章 平成を登った5人の女性たち
山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加

2章 テーマで見る女性登山者
山ガール、山小屋の女性たち、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミング

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

60
以前、山歩きをしていたこともあり、楽しく読んだ。もちろん、レベルが違い過ぎるので、凄いなあ~の連続ではある。それでも、自分が歩いて登った山々のことが鮮明に思い出せる。時代もある、技術もある、道具の進歩もある。その中で、刻々と変化しているのが伝わってくる。山と言っても、登山する人、山小屋でサポートする人などなど、関わり方もいろいろ。今で、また行きたい山小屋はいくつかあるが、強いて上げると北穂高小屋かな。2024/03/13

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

19
サブタイトルに「平成の時代、女性はどう山を登ったか」とあります。平成は山ガールの登場を始め、女性と登山との関わり方に大きな変化があった時代のよう。妊娠出産と登山の関わり方など、なんでそんな時まで山に登らなあかんねん!と思ってしまいましたが、指を凍傷で失っても登る人たちが絶えないように、山で得られるものが他所では得られないものだから?「登山とは内省的で文化的な活動」という表記に、そうか、宇宙に行った人が宗教家になっちゃうのと近しいものがあるのかと納得した私を許してください。思っているほど男女の体力差は登山→2024/01/25

うずら

16
さぁ!夏山だぁーのこの時期に最適なチョイス。世界の山で活躍した女性たち、冷静であることが大切なんだな。山小屋を切り盛りする女性も興味深かった。クライミングはわからないワードが頻出、すごい分野だということはよーくわかった。自分の好きな山との向き合い方が明確になった。2023/07/02

DEE

11
山野井妙子さんをはじめとする5人の登山家やクライマー。そして山小屋の管理人や大学山岳部主将、山岳ガイドなど山に関わる女性たちにとっての山。できることできないことはあるかもしれないが、自然の前では性別は大して意味がないように思えてくる。生涯をかけられるものがあるということはとても幸せなことだな。2023/07/03

nonpono

11
沢木耕太郎の「凍」で知った山野井妙子の章が読みたくて。副題は「平成の時代、女性はどう山を登ったのか」。まず、寄せられている彼女達の山での写真が素晴らしい。いい顔、好きなことをしている人の顔なのだ。わたしも20代に山登りをしたが山ほど素顔になれる場所はなかった。あの解放感、頂上の征服感、下山後の充実感は筆舌尽くし難い。ああ、また山に行きたいなと思える。女性ではじめてエベレストに到着し「エベレストママさん」を書いて注目の的なった田部井敦子のその後の人生も興味深いし山野井妙子は強くて日常を愛する人と思った。2023/06/04

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