内容説明
読売新聞のインタビューシリーズ「時代の証言者」電子書籍版の第2弾。希代の双子ランナー・宗茂さん、猛さんの兄弟が、「二人三脚」で駆け抜けたマラソン人生を振り返る(2016年12月~17年2月掲載)。
大分県での小学校時代に兄弟で長距離走に目覚め、陸上部顧問宅に下宿して練習に励んだ高校時代を経て、共に旭化成陸上部でライバル、そして相棒として奮闘した。兄弟での出場が「幻」と消えた失意のモスクワ五輪を乗り越え、そろって出場したロサンゼルス五輪。30代半ば以降は名門陸上部の指導者として、後進の指導にあたった日々……。64歳(当時)の兄弟がその歩みを生き生きと回想しながら、日本の長距離・マラソン強化への展望と衰えぬ情熱を語る。