「わたしが管理職になるのも悪くない」と思える本 もっと女性が活躍できる未来への思考法

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「わたしが管理職になるのも悪くない」と思える本 もっと女性が活躍できる未来への思考法


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内容説明

【哲学者・せんだいメディアテーク館長 鷲田清一氏 推薦!】
ものごとを決定する立場にある人をもし管理職(マネージャー)というなら、何より女性がそこにもっといなければならない。デモクラシーが定着したと言えるのはその後のこと。そのときにはもう、こそこそ「根回し」などせず、しっかり「下ごしらえ」と言えるようになるだろう。
管理職は人を管理する職ではない。それぞれが楽しく、そして精一杯に仕事ができる<場>をつくり、その気風を護れる人。そのために一人ひとりの声に耳を傾けられる人。そう、マネージャーのことである。



指導力・経験・知識は心配いりません。あなたも変化を推し進める主役のひとり。すべての働く女性にエールを送る1冊!


本書は、「もうあなたは課長である」ことを知る本です。
残念なことに、相当数の働く女性が、管理的ポジションにふさわしい力や経験を備えているのに、その立場に立てていません。アジアを含む諸外国の女性管理職の割合はおおむね約3割を超えているのに、日本はその半分にも達していません。それは社会の大きな損失だと筆者は考えます。
この本では、その背景にある社会のしくみ、組織の人材育成の在り方を問い、あなた自身の能力の掘り起こしや、管理職になる不安の解消法などをお伝えし、ひとつの集団の中で、少数派が少数派でなくなる分岐点といわれる「黄金の3割」に、あなたが堂々と加わるよう背中を押します。
読者への期待は、そこに歩を進めた先に、あなたが考える変革です。
働くことは未来の社会をつくること。働く女性が直面している困難は、どこかで女性共通の課題にもつながっています。
さらに自信を深めたい管理職、これから管理職になるかもしれない人、その未来に責任をもつ意味を、本書を通じて考えていきましょう。



【目次】
第1章 新・シン女性活躍の時代
第2章 これからのリーダー像は女性がもっている
第3章 チームをつくる
第4章 「わかる」を「できる」にする
第5章 学ぶことは生きる力


【著者プロフィール】
木須八重子

(公益財団法人)せんだい男女共同参画財団 前理事長
国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
福島県生まれ。大学院生の連れ合いと二人三脚で仕事と子育ての両立を図り、頑張り屋でできる自分と思い込むも、管理職になり、井の中の蛙であることを思い知る。2004年から、コーチングを学びはじめ、少数の「できる人」の集団よりも、少しずつ構成員全員が少しずつ力を伸ばしたほうが、組織の総和は大きいと確信する。3人目の女性トップとして区長を務めたとき、東日本大震災に遭遇し、被災者支援の最前線に立つ。退職後は、コーチの傍ら、「防災と女性」や「女性人財育成」などをテーマに講演を行う。ライフワークのジェンダー平等の国ノルウェーとの草の根交流は20年以上続き、その成果は仙台市へも多く還元されている。