習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか

個数:1
紙書籍版価格
¥3,960
  • 電子書籍
  • Reader

習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか

  • ISBN:9784622095880

ファイル: /

内容説明

意外と漠然とした「習慣」の概念を、脳神経科学・心理学の研究から解説。最新の知見に基づいた、新しい行動変容の科学へのガイド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

118
原題は、Hard to break. Why our brains make habits stick. 脳が一度習慣を生み出すと、つい無意識のうちに同じ行動をとってしまう。大脳基底核と大脳皮質の間の活動のループが、ドーパミンの影響を受けながら形成されることがわかってきた。では依存症とは悪い習慣と言えるのか?スマートフォンの使用は行動嗜癖とも言える。行動変容を効果的に行うためには、望まない行動の引き金となる状況を理解し、計画を立てることである。記憶の再固定化により習慣をハックする研究も検証されている。2023/04/27

ばんだねいっぺい

28
よくも悪くも習慣を変えられないのは、あれやこれやと迷わずに自動運転で行ける有難いシステムのお陰。一旦、確立したからこそ、それを打ち破るのは、難しい。転居のように大小の環境を変えながら、とにかく、三年は、継続することが必要っぽい。大変だ。2023/07/04

buuupuuu

22
習慣は、大脳皮質と大脳基底核の間にループ回路が形成されることで、学習される。そして、認知系から運動系へと回路が移り、ひとまとまりになるなどして、自動化する。習慣とは、するつもりがなくてもしてしまうものだと言える。ドーパミンは様々な機能を果たすが、習慣の強化に関わる場面では、予測と実際の報酬の誤差に反応してその放出が調整される。強化の過程は、強化学習の数理モデルによって表現できる。習慣とは異なる仕方で学習されるシステムや、私たちが自制心と呼ぶような諸能力が、習慣と競合しており、人の行動は複合的に産出される。2024/11/19

taku

18
一章の最後で、私の期待が浅はかなことを教えられた。気持ちを改め正座で読もうと思ったのだが、気付けばソファで横になっている。なるほど習慣は強靭だ。習慣とは、日常生活を送るうえで困らないために脳が生み出すお利口さんなのだが、言うこと聞かない頑固なおバカさんも育ててしまう。その仕組みと、意識的に変えるのは困難であることを知ったうえで、行動変容する糸口を掴みたい人向け。即効性のある方法を求めるなら向かないが、むしろそういう人が読むべきかもしれない、科学で向き合う書。2025/01/24

いぬ

10
こっちもADHDとか依存に悩む人には参考になりそうだが、より科学的で専門性が高いので難しくもある。正確でより真実に近いだろう。 世のいう「ドーパミン・アドレナリンが出ている」みたいな表現は、正しくはとある受容体でそれを強く感じている、というのが正しいのかな。 一度できた習慣は取り消しづらく、新しい習慣(つまり新しい報酬や期待とそれを得られる一連の流れ)で上書きしなければいけないそう。2025/05/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20584659
  • ご注意事項

最近チェックした商品