習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか

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習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか

  • ISBN:9784622095880

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内容説明

意外と漠然とした「習慣」の概念を、脳神経科学・心理学の研究から解説。最新の知見に基づいた、新しい行動変容の科学へのガイド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

118
原題は、Hard to break. Why our brains make habits stick. 脳が一度習慣を生み出すと、つい無意識のうちに同じ行動をとってしまう。大脳基底核と大脳皮質の間の活動のループが、ドーパミンの影響を受けながら形成されることがわかってきた。では依存症とは悪い習慣と言えるのか?スマートフォンの使用は行動嗜癖とも言える。行動変容を効果的に行うためには、望まない行動の引き金となる状況を理解し、計画を立てることである。記憶の再固定化により習慣をハックする研究も検証されている。2023/04/27

ばんだねいっぺい

28
よくも悪くも習慣を変えられないのは、あれやこれやと迷わずに自動運転で行ける有難いシステムのお陰。一旦、確立したからこそ、それを打ち破るのは、難しい。転居のように大小の環境を変えながら、とにかく、三年は、継続することが必要っぽい。大変だ。2023/07/04

eirianda

10
習慣を変えるのは簡単ではないと思っているけど、大きな恐怖を前にコロナ禍では、一斉に行動変容できたよなあ。環境が行動に影響を与え、葛藤を伴わない思考回路、自分の衝動のシグナルを把握、新しい代替行動の訓練、その日常化、本人や支援者の監視と記録、緊張を和らげる訓練など、チックを抑える療法も参考にして、新しい科学的研究や言説の中井にも否定的なエビデンスを敢えて集めていないものもあるとか言うので鵜呑みにせず、人間の脳も心も単純ではなく複雑なので一筋縄ではいかないことが、なんとなく分かりました…。2023/07/15

teddy11015544

8
脳科学と行動経済学の接点、そして行動変容は可能なのか。そして科学的手法の重要性と困難さ、について。2023/05/08

ゆーすけ

6
習慣を突き詰めて、悪習である喫煙習慣を断ち切った身としては、習慣に対してとても興味があるので読んでみた。しかし、説明が冗長でちょっと読み飛ばすと全然違う話になっている。章立てはどれも気になるタイトルで惹かれるのに、読んでると「で、何が言いたかったんだっけ?」とわからなくなってしまう。よく読むと良いことが書かれているので、またの機会に読み直したい。 一度習慣化したものはずっと続くので、禁煙に成功して何十年経ってもふとしたきっかけで再開してしまう、というのはショックだった。知ったからには気をつけないと。2023/11/05

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