新説・恐竜 塗り替えられたその姿と生態

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新説・恐竜 塗り替えられたその姿と生態

  • ISBN:9784863135703

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内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

今はまさに空前の化石発見ラッシュである。世界中で毎日のように数多くの化石が掘り出され、毎年、何十もの新種が見つかっている。
新種の発見によって、これまでの恐竜に関する知識の間違いや誤解が次々明らかになっている。現代の古生物学が刺激に満ちているのは、化石の発見が相次いでいるうえに、分析方法が進化しているからだ。
ハイテク分析装置の登場は、最近見つかった化石の調査に役立つだけでなく、何十年も前に発見された化石を見直すきっかけにもなる。コンピューター断層撮影装置(CT)で髪の毛より細いものまでスキャンしたり、デジタル・レンダリングで恐竜たちのより正確な動きを再現することが可能になる。ハイテクツールや新しい研究手法のおかげで、恐竜が生きていた世界を生き生きと再現することができるようになりつつある。恐竜絶滅の原因や、恐竜の生態、移動方法、成長の仕方、卵にカモフラージュ用の色が付いていたことなどが、次々と明らかになりつつある。
本書は、新たな黄金時代を迎えた恐竜研究の成果を、豊富なイラストやCG画像などを駆使して詳しく紹介している。

目次

■はじめに
 塗り替えられる恐竜像

■第1章 最新の技術で探る
 一新する恐竜のイメージ、脳の働き、スピノサウルスとロボットの尾を使った実験、ほか

■第2章 次々と明かされる新事実
 ユタ州で相次ぐ新種の発見、 最も誤解されている恐竜、ヴェロキラプトル、ほか

■第3章 数々の論争 
 なぜ恐竜は絶滅したのか?、隕石衝突?それとも火山噴火?、ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

161
タイトルにあるような驚くほどの新説は出てきませんが、私は恐竜好きで、豊富なイラストやCG画像などを駆使して詳しく紹介しているので楽しめました🦕🦖🦕 やはり爬虫類よりも鳥類の方が近いようです。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/23/122600008/2023/02/01

yamatoshiuruhashi

55
恐竜の話はワクワクする。昭和30年代の恐竜少年は研究者にはなれなかったが、低い知能程度のまま恐竜老年になった。物心ついてから恐竜の「新説」を一般向けに書かれたものを読んできたが、これほど短期間に学説が二転三転する世界も珍しいだろう。何せ現生しない生物を化石と痕跡だけで研究するのだから。そこに科学的技術の発達が進化の爆発ではなく研究の爆発をもたらしたことが本書でもよくわかる。80年代の最新の学説に基づいた「ジュラシックパーク」に感動したが、それも誤りとは。自分が生きている内に次の新説に出逢いたいものだ。2023/02/13

たまきら

39
23年3月出版です。面白い新説がたくさん紹介されています。アンキロサウルス類の冷却システムの研究(CTスキャン)、ヴェロキラプトル類の卵の色素確認(色素の化学物質をレーザー照射により検出)などが面白かった!特に各恐竜の冷却システムを一つのイラストでまとめたものはとても分かりやすく、さすがナショナルジオグラフィック!とニヤリ。観光と環境汚染の問題の視点と同じく、ここではコレクターと研究施設の問題が少しだけ取り上げられています。でも…コレクターさん達の飾り方ステキ♡2024/01/24

ぐうぐう

26
未来はこれからやって来るもので、過去は当然過ぎ去ったものだ。けれど、過去も未知であり、発見に溢れていて、書き換えられるものであることを、私達は恐竜により知らされる。新たなる化石の発見とハイテク機器の登場により、恐竜の姿や生態はまさしく更新されている。例えば、医療用CTスキャンを活用することで恐竜の運動機能が判明し、移動方法や成長過程を知ることができる。あるいは、レーザー分析により恐竜の卵の色が解明でき、デイノニクスのように実にカラフルな卵だったことがわかり、驚かされる。(つづく)2023/03/14

みや

19
恐竜の新事実は新しい化石だけではなく、科学技術の進展によって過去に発掘された化石の再調査からも日々見つかっている。ワニがCTスキャンに入る写真がシュールで可愛くて好き。水生恐竜スピノサウルス、3300万年間のみ存在したララミディア大陸が気になる。カラフルで美しいツァイホン・ジュジは今までイメージしていた恐竜像と少し違い、「恐竜」の幅広さを知った。全ての鳥類が恐竜の子孫であり、隕石衝突による大量絶滅を生き延びたと聞くと鳥類にも興味が湧いてくる。子どもの頃、考古学者になりたいと夢見ていたことをふと思い出した。2023/08/24

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